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2025.06.16 12:30

無線接続が主流の現在も「有線」キーボード&マウスの新製品が登場する理由

「Signature Slim Wired Combo MK620」には、カスタマイズ可能なボタンを備えた薄型有線キーボードと、ポインタの移動速度が変更可能な左右対称デザインの有線マウスが含まれる(Logitech)

「そのような分野で働く人々も、最新のワイヤレス機器で一般的になっている現代的な体験を同じよう享受できるべきです」と、Logitechビジネス製品部門の製品担当バイスプレジデントを務めるヘンリー・レヴァクは語る。「Signature Slim Wired ComboのMK620は、有線接続の製品に対する前時代的な認識を塗り替えます。これまで我々が知っている有線接続機器の時代は終わりました。政府や銀行、医療、シェアオフィスにおける重要な必要性に対応した有線接続の機器に、アップグレードされたパフォーマンスとカスタマイズ性を導入できる時代が来たのです」。

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LogitechのSignature Slimシリーズに新たに加わったSignature Slim Wired MK620は、多くの人が慣れているノートPCスタイルのキーボードと同じ感覚で使えるビジネス向け有線キーボードだ。Microsoft Copilot for WindowsやChromeOSのGeminiといった生成AIに瞬時にアクセスできる専用キー「AI Launch Key」が搭載されており、これはChatGPTやPerplexityなど、他のAIツールが起動するようにカスタマイズすることもできる。

カスタマイズ可能なホットキー

この新しいキーボードには、Microsoft Teams、Google Meet、Zoomなどのウェブ会議システムを利用するユーザーのために、ユーティリティーソフト「Logi Tune」を使って設定できるショートカットも搭載されている。マイクのミュート、ウェブカメラのオフ、画面共有といったweb会議でよく使う操作を、一度のキーストロークで実行できるようにカスタマイズできる。

MK620には、ビジネス向け有線マウス「Signature Wired M520 for Business」(「MK625」には大きめサイズの「M520 L」)が付属する。左右対称にデザインされたこれらのマウスは、右利きの人でも左利きの人でも使いやすく、さらにDPIボタンでマウスポインターの移動速度も変更できる。

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これらのマウスには「SmartWheel」が搭載されており、ホイールを弾くように回転させれば、長いウェブページや大きなスプレッドシートを高速スクロールできる。あるいは、ゆっくり回してクリックさせながら1行ずつ正確にスクロールさせることも可能だ。ボタンにはマウスのクリック音を90%削減したという独自の静音技術「Silent Touch」が採用されている。

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翻訳=日下部博一

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