宇宙

2025.06.14 10:00

トランプのNASA予算削減案を覆す「クルーズ予算」 SLS、オリオンなどに復活の兆し

予算の大幅超過によって廃止が見込まれる超大型ロケット「SLS」などが、上院議員テッド・クルーズによって復活する可能性がある(c)NASA

この考えはトランプとほぼ同じだといえ、彼の指名が撤回される理由は見つからない。しかし、「ある人物から電話がかかってきて、大統領が他の候補者を指名することを決めたと知らされた。詳しく知らないが、ほかの変更事案 (マスクのDOGE退任を示唆)とも時期が重なることから、それが偶然ではなかったことはわかる。誰かしらに目的があり、私はその標的になったのだろう。ただ、トランプを恨む気持ちはない」と明かした。

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トランプに対してアイザックマンの承認撤回を進言したのは、ホワイトハウス大統領人事局長のセルジオ・ゴアだとCNNが報じている。政権内で人事や政策を巡ってマスクと対立していたゴアは、マスクの辞任によって生じた隙に乗じ、マスクと通じるアイザックマンとは別の候補者の擁立を主張した。昔からのMAGA(トランプ支持者)だとされるゴアは、NASA長官という要職にマスクの影響力が残ることを嫌った。

トランプとマスクの罵倒合戦

アイザックマンの指名撤回から数日間、マスクは沈黙を守っていたが、6月4日には「もう我慢できない。この巨額で法外な、利益誘導策に満ちた歳出法案は忌まわしい」とポストした。これは「大きくて美しい法案」を指すが、それは彼が激昂する理由の一部でしかない。

この投稿に対してトランプが翌5日、「マスクには失望している」とポストすると、以下の罵り合いが始まった。

マスク「トランプが当選できたのは自分のおかげだ」
トランプ「予算を削減するもっとも簡単な方法は、イーロン(スペースX)との契約を打ち切ることだ」
マスク「大統領の契約停止の声明を受け、ドラゴン宇宙船の廃止をただちに開始する」
マスク「新党を立ち上げるべきか?」(X上でアンケートを実施)
マスク「トランプはエプスタイン・ファイルに名前がある」

SNS上での両者のこうした罵倒合戦は50回を超えた。しかし、6月11日にマスクが、「大統領に対して投稿した内容を後悔しています」とポストしたことで、この泥仕合は一応の決着がついたように見える。

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編集=安井克至

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