なぜ効果的か
上司は、コーチング可能で改善に意欲的な部下を評価する。フィードバックを求め、それに行動で応えることであなたは、自分が上司の時間とアドバイスに値することを証明できる。
実践方法
・具体的な質問をする:「顧客へのプレゼンテーションのとき、どうすればもっとうまく対応できたでしょうか?」
・定期的なフィードバックを求める:「改善すべきことと継続すべきことを、一つずつ挙げていただけますか?」
・以前のフィードバックへのフォローアップをする:「先月、会議でもっと自己主張するようにご提案いただいてから、意識して実践しているのですが、現状はどうでしょうか?」
・受け取ったフィードバックと進捗状況を必ず文書化する。
決め手になる質問
・「私のなかで、成長の見込みがいちばん大きい部分はどこでしょうか?」
・「あなた(上司)が私の立場だったら、最初に改善に取り組むのはどの部分ですか?」
・「どうすれば、あなた(上司)とチームの目標にもっと貢献できますか?」
5. 仕事を超えた関係を築く
プロフェッショナル同士の関係の多くは表面上のものにとどまり、成果物と締切だけにフォーカスし、個人的なつながりを排除したものになりがちだ。このような関係は信頼を阻害し、心理的安全性を損ない、好機が訪れた際に上司があなたを支援することを難しくする。
戦略
研究によれば、企業が自分のウェルビーイングについて総合的に考えてくれていると感じている社員は、より仕事に打ち込む傾向にある。上司は、プロフェッショナルである以前に人間だ。人間的なつながりを築くことで、仕事上の関係にも変化が訪れる。
なぜ効果的か
強固な人間関係は、心理的安全性や信頼、相互投資を促進する。上司が人間としてのあなたを見ているなら、あなたの昇進を支援し、キャリアの前途について率直なアドバイスをくれる可能性は高くなる。自分が投資に値する人物であることを一貫して示していれば、上司は自然とあなたの強力な支援者になってくれるだろう。
実践方法
・適度に個人的な近況報告をしつつ、上司の近況を尋ねる
・上司が話した個人的な関心や課題のディテールを覚えておく
・上司の成果を称え、専門性に敬意を示す
・上司が歩んできた経歴や学んできた教訓に、うわべだけでない関心をもつ
・上司の仕事の負担を減らし、頼りにされ、自信をもって推薦され得る部下になる
会話の切り出し方
・「いま、あなた(上司)が率いているプロジェクトやイニシアチブについて、どう感じていますか?」
・「1週間のなかで、いちばんやりがいを感じるのはどんな時ですか?」
・「以前におっしゃっていたこと(個人的な関心や目標)について、何か進展はありましたか?」
上司との面談は、キャリアアップにどう役立つか
定期的に1対1の面談の機会を設ける企業は、目に見える成果を上げている。社員のエンゲージメントが高まり、定着率が上昇し、チームの業績も向上する。だが、個々の社員にとっての恩恵はさらに大きい。面談を有効活用できた社員は、より支援を実感でき、キャリアの見通しが開け、プロフェッショナルな関係に自信がもてたと、一貫して答えている。
1対1の面談はあなたの潜在力、あなたのコミットメント、会社におけるあなたの未来について、上司に認識を改めてもらう絶好の機会だ。こうした対話に戦略的に臨むことは、上司との関係を良好なものにするだけでなく、積極的にあなたのキャリアパスを切り開くことでもあるのだ。


