転職の時が近づいていることは分かっている。しかし、あなたは行き詰まっている。
今の仕事がなぜ嫌なのかは分かっている。それは、仕事が陳腐に感じられる、業界にもう興味が持てないなどの理由か、あるいは、もっと自律的で影響力のある仕事を切望しているからかもしれない。
しかし、次に何をすべきなのか? そこがはっきりしないのだ。
誰かがあなたに進むべき道を示してくれるなら、そんなに簡単なことはない。
実は、キャリアの再構築はそううまくはいかない。しかし、前進する道はある。先の見えない転職活動に無理やり自分を追い込む必要はない。仕事を探すのではなく、可能性を探すのだ。
ダイヤモンド・フレームワーク:キャリアチェンジのための地図
このフレームワークの鍵となるのは、「仕事探し」から「発見の旅」への思考の転換だ。転職、特にミドル世代(30代後半~50代前半)以降の転職は、あなたが収まる次の箱を見つけるためのものではない。何か新しいものを形にするためのスペースを確保することなのだ。
今後進むべき道を、ダイヤモンドの形のように捉えよう。まず広く探索し、発見したチャンスが自分のスキルや情熱と一致するにつれて、焦点を絞り込んでいく。まっすぐなキャリアの軌跡とは異なり、ダイヤモンドの道は収束する前に広がり、探求した後に将来のキャリアを明確にするという自然なリズムを反映している。



