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2025.06.16 10:30

高収入が期待できる「ピンクカラーの仕事」7選、米国 AI時代こそ対人スキルが武器に

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高収入が見込めるピンクカラーの仕事(米国)

1. 歯科衛生士

歯科医の監督の下、口腔ケアとして歯のクリーニングを行ったり、口腔疾患の有無を検査したり、口腔内の衛生管理法を指導したりする。

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必要な資格・要件:歯科衛生学の準学士、州が発行する実務ライセンス。

平均給与幅:7万ドル~10万ドル(約1000万円~1430万円)

2. ソーシャルワーカー(生活相談員)

個人のメンタルヘルス、感情面・行動面の問題について判断・対処し、セラピーやケースマネジメント、支援サービスを通じてウェルビーイングを改善し、困難に対処できるよう手助けする。

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必要な資格・要件:社会福祉学の修士号(MSW)、認定臨床ソーシャルワーカー(LCSW)、数年間の臨床現場経験と監督経験。

平均給与幅:7万5000ドル~9万ドル(約1070万円~1290万円)

3. 企業トレーナー

企業の従業員向けに研修プログラムを企画・実施する。ワークショップやセミナー、デジタル学習プラットフォームを通じて、従業員がスキルを習得したり、業績を伸ばしたり、企業目標に合致できるようにする。

必要な資格・要件:教育、コミュニケーション、人事、あるいは関連した分野の学士号または修士号に加えて、優れたプレゼンテーション力や、議論や対話を円滑に進めるファシリテーションスキル。

平均給与幅:7万5000ドル~11万ドル(約1070万円~1570万円)

4. 教育管理職

校長や学部長といった教育管理職は、学校や大学学部の日常業務の統括、職員の管理、方針の実施を担うほか、生徒・学生たちの学力が一定の基準に達するよう努める。

必要な資格・要件:教育学または教育行政学の修士号または博士号に加え、数年の教育経験と指導経験。

平均給与幅:9万ドル~15万ドル(約1290万円~2140万円)

5. ナース・プラクティショナー(診療看護師)

上級看護師(APRN)の資格をもち、病気の診断、薬の処方、包括的な医療提供を行う。初期診療(プライマリケア)の現場で働くことが多い。

必要な資格・要件:看護学の修士号または博士号、専門分野の国家資格ならびに州の看護師免許。

平均給与幅:9万5000ドル~15万ドル(約1360万円~2140万円)

6. 人事マネージャー

人事部門の業務の企画・実施を指揮し、採用や新規採用者のオンボーディング、従業員対応・交渉、業績管理、労働法や社内規定への順守などを担う。

必要な資格:人事学または経営管理の学士号または修士号に加え、米人材マネジメント協会(SHRM)が認定するSHRM-CP(SHRM認定専門家)やSHRM-SCP(SHRM上級認定専門家)、米人事資格認定機関(HRCI)が認定するPHR(人事専門家)。

平均給与幅:8万5000ドル~14万ドル(約1210万円~2000万円)

7. 作業療法士

あらゆる年齢層の人(通常は、負傷や病気、障害を負った人)を対象に、日常生活や仕事に必要なスキルに関して、回復や維持が可能になるよう支援する。

必要な資格:作業療法学の修士号または博士号と、州が発行する施術免許。

平均給与幅:8万ドル~11万ドル(約1140万円~1570万円)

要するに、ピンクカラーの仕事は社会に不可欠な仕事であり、給与水準も高く、やりがいがある。こうした仕事は需要が伸びており、十分な収入が得られ、本質的に意義のある仕事であるため、社会的影響力と安定性を得られる本当の機会を提供している。

キャリアへ一歩を踏み出そうとする人であれ、転職したい人であれ、ピンクカラーの仕事は検討に値する。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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