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2025.06.19 09:15

エアコン高級機を安く買う 経験者が指南する上手な買い方とそのワケ

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夏の気温がどんどん上がればエアコンの負担も大きくなって故障したり、もっとパワフルな機種に交換するといった需要が増す。しかしこの物価高騰、賃金据え置きの時代に、エアコンは痛い出費だ。そこで、エアコンを賢く買って成功した人たちから、エアコンの上手な買い方を学ぼう。

ネット通販に特化した買い物情報サイト「Picky's」と「Picky's Life」は、エアコンを購入した200人を対象に、コスパ重視のエアコン選びについて調査した。調査対象者が買ったエアコンは6〜8畳用のものが中心で、工事費込みで10万円以下の機種でも十分に満足できるモデルが選ばれているという。ただし、16畳以上の部屋になると、あまり安いものは電気代や性能など、口コミでしっかり調べることが大切だとのこと。

エアコンの買いどきは、ズバリ4〜6月。58パーセントの人がこの時期に購入している。理由は、夏本番前で価格が安く、工事予約が取りやすいから。また、10〜12月、1〜3月は型落ちモデルが出る時期なので、ここも狙い目となる。夏場は価格が高いうえに、在庫が少なく選択肢が限られるということだ。当然、工事も混み合うため、取り付けがずっと後になる可能性がある。

安く買うための工夫は、まずはネットで価格を比較すること。ネット通販、オンラインショップ、家電量販店も回って徹底的に価格調査をするとよいだろう。次に、セールやキャンペーンを狙う。さらに、ポイント還元を利用する、型落ちやアウトレット品を探すとなった。Amazonのセールを狙い、そこに合わせてポイントを貯めた、ジャパネットたかたの誕生日特典を利用した、家電量販店のセール期間に購入したという体験談が聞かれた。

また、家電量販店では、別の商品をいっしょに買うことで値引きを勝ち取ったという人もいる。ネットと違って値引き交渉ができるのが家電量販店の魅力だ。

安く買ったとは言え、この人たちが買ったのは安いエアコンではないことに注目したい。調査対象者が購入したエアコンは、上からダイキンのうるさらシリーズ、パナソニックのエオリア、日立の白くまくん、三菱電機の霧ヶ峰と、テレビで宣伝しているメジャーな高級ブランドだ。これらを安く買うことに意義がある。安すぎるものは冷却性能や省エネ性能が劣るだけでなく、工事業者もいい加減なところが来る恐れがあるので要注意だ。

Picky'aは「ネット比較×セール活用×ポイント還元の三段構え」がエアコン選びの新常識だと言っている。そのためには、じっくり機種選定を行い、いつどこで、どうやって買うかをしっかり調べておくことが重要だ。つまり、じっくり腰を据えて計画的に買うというのが基本だ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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