AIスタートアップの精鋭が結集
MINDの共同創業者たちは、それぞれ過去に成功したAIスタートアップに関わっていた。バラクは以前、セキュリティ自動化ツールのHexaditeを共同創業し、2017年にマイクロソフトに約1億ドル(約144億円)で売却した。研究開発部門責任者のホッド・ビン・ヌーンは、昨年クラウドセキュリティ大手Wizに4億5000万ドル(約648億円)でで買収されたDazzの取締役を務めていた(なお、Wiz自体もグーグルからの320億ドル[約4.6兆円]での買収提案を受け入れ、規制当局の承認を待っている)。CTOのイタイ・シュワルツは、サイバーセキュリティに特化したAIエージェントを開発するTorqの上級エンジニアだった。
MINDのシリーズAを主導したPaladinの投資家ギブ・ウィザムは、「バラクは、セキュリティ自動化で代表的な企業のひとつを築き上げた」と評価している。現代のAIが生む新たな問題を解決する「AIネイティブ企業」を探していた中で、MINDチームの深い専門知識に大きな魅力を感じたと語った。
MINDの主要な競合としては、今年初めに10億ドル(約1440億円)の評価額で1億ドル(約144億円)を調達したCyberHaven(サイバーヘブン)が挙げられる。両社とも、AIツールを用いてセキュリティ部門の負担を軽減し、組織全体のネットワークの情報漏洩を検出しようとしている。
ただしバラクは、AIの性能に関して、すべてのセキュリティ業務を自動化できるほどではないと考えている。彼は、「AIが人間を完全に置き換えることはない」と述べつつ、「それでもAIによるデータ分類の深さと精度は、信じられないほどのレベルに達している」と語った。


