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2025.06.12 19:00

Netflix、待望の新作ミステリー『生き存えしものたち』が100%の批評家スコアを獲得

Courtesy of Netflix

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Netflixはこのところ、100%の批評家スコアを獲得した『私たちが隠していること』から、エミー賞にノミネートされたばかりの『特別捜査部Q』まで、ミステリーシリーズで何かと好調だ。そして今回、レビューサイトのRotten Tomatoesにおいて、100%の批評家から高評価を獲得した新ミステリーシリーズが登場した。

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それは、Netflixのライバル、Amazonプライム・ビデオのオリジナルシリーズにも出演する、チャーリー・ヴィッカーズ(『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のサウロン役)が主演の新シリーズ、『生き存えしものたち』だ。また、Paramount+(パラマウントプラス)で放送された『HALO』、今後配信される『ブリジャートン家』のシーズン4、そして高評価を獲得した今作など、多くの大役を射止めた俳優ハ・イェリンも出演している。なんという出世のスピードだろう。

The Survivors. (L to R) Charlie Vickers as Kieran, Thom Green as Sean in The Survivors. Cr. Courtesy of Netflix (C) 2025
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本作のストーリーが気になる? Netflix日本版公式のあらすじを紹介しよう。

「15年前、3人の若者の命が失われ、この海辺の町の平穏はかき乱された。そして今、若い女性が遺体で発見される謎の事件が発生したことをきっかけに、過去の真実が掘り起こされていく」

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『特別捜査部Q』とは異なり、本作は6エピソード完結のリミテッド・シリーズとなっており、同名の小説を原作としている。米国のNetflixでは初登場3位と非常に堅実な成績を収めたが、第2シーズンを狙っていない以上、視聴率はあまり重要ではない。

まだ批評家からのレビューが少ないなかであるが、本作はすべての批評家から高評価を獲得した。Rotten Tomatoesではまだ点数をつけるのに十分な視聴者レビューがないが、映画ドラマの批評サイトIMDb(Internet Movie Database)を見ると、1000件ほどのレビューで、10点満点中6.5点となっている。IMDbでの評価を考えると、素晴らしいというほどではないが、及第点と言ったところだろうか。

Courtesy of Netflix
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本作の良い点はなんだろうか? 批評家からのレビューをいくつか紹介しよう。

ガーディアン誌:『生き存えしものたち』は、生の悲しみと膿んだ恨みが、いかにすべてをゆがめるか、そして悲劇を生き延びることがいかに人を傷つけるのかについての研究である

デジタル・マフィア・トーキーズ誌:『生き存えしものたち』『私たちが隠していること』『アドレセンス』などの作品が現実世界に影響を与えるかどうかはわからないが、このようなシリーズがもっと増えてほしい

本作の各エピソードは45〜50分程度の長さなので、スケジュールにもよるが、1日から2日あれば観終えることができるだろう。私個人的には、序盤で観られるCGの質がひどかったので、ちょっと気後れしてしまったが、そこから良くなることを期待したい。もう少し観進めるとしよう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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