「スマート・ワーケーション」なら解決できる
米国ではオフィスワーカーの約半数(46%)がワーケーションを経験しており、4人に1人はより質の高い生活を得るために、10人に8人は燃え尽き症候群に対処するために、ワーケーションを利用している。実際、Headwayによる最近の調査によると、労働者の3人に1人はビーチや飛行機の中で仕事をこなしたことがあるという。
仕事と休暇を両立させる5つの原則
ただし、多くの人がそうであるように、テクノロジーが発展し、リモートワークが可能となった現代において、まったく仕事をしない休暇を計画するのは現実的ではない。仕事が残っているのに休暇に入ると、かえって不安を煽る結果となるかもしれない。そうした名ばかりの休暇を計画するよりも、遊びと仕事のバランスが取れた「スマート・ワーケーション」を目指す方が理にかなっているのだ。そこで本セクションでは、楽しくかつ生産的に過ごすための5つのヒントを紹介しよう。
1. 仕事と休暇の「境界線」を引く
休暇中にオフィスとのコミュニケーションをある程度制限する程度に留めることは、まったくコミュニケーションをとらず、知らぬ間に問題が山積みになることを心配するよりはストレスが少ない。遅れをとっていると感じてしまうと、冷静になるのが難しくなる。そこで、休暇中のメールチェックや電話連絡は1日1時間までなど、メリハリをつけながら、頻度を厳しく制限することで、リラックスした休暇を過ごせるだろう。
2. デバイスの「主人」になる
デジタルデバイスの存在があなたのストレス反応を活性化し、ドーパミンの分泌を促す可能性がある。そうすると、デバイスがもつ即時性が、まるで脅威であるかのように感じてしまうこともある。デバイスの奴隷ではなく、主人になることが重要である。家族、友人、同僚ごとに違う着信音を使うのも手だ。メッセージによるコミュニケーションは控えめにし、24時間いつでも連絡が取れるという期待を相手に持たせないようにしよう。
3. 休暇の前後に1日程度の「助走期間」を設ける
出発直前まで仕事をし、休暇後すぐに仕事に戻るのは避けよう。可能であれば、出発前に1日、帰国後にもう1日の休暇を取り、精神的に仕事に戻りやすい状況を作ろう。
4. 活動と休息の「ゴールデンバランス」を見つける
休暇中は、活動的な時間と心身の回復のための時間を交互に取るようにしよう。例えば、ビーチでの散歩と5分間の瞑想を組み合わせるのは効果的だ。活動的な時間はエンドルフィンの分泌を促す。逆に、心を静めることで、ストレス時に増えるアドレナリンやコルチゾールの分泌を抑える、脳の一部分を刺激することが知られている。
5. 不在時の「リスク管理」を徹底する
あなたが不在の間、日々の仕事を取り仕切る、信頼できる同僚を事前に選んでおこう。そして、あなたが休暇を取ることを同僚に知らせておこう。休暇中にどうしても対応しなければならない問題が起きた時のために、あなたに連絡を取れる同僚をあらかじめ決めておこう。


