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2025.06.13 17:00

脳の習性で生産性アップ、ストレスも減る方法とは? 心理学者が解説

Anastasiia Makarevich / Getty Images

2. 平凡な仕事をより意味のあるものにする

散歩や食料品の買い出しのような日常的な行動を、意図的な「区切り」としてとらえ直すことでモチベーションを高められる。例えば、朝のエクササイズは「ウェルネス」の区切りになり、食料品の買い出しは「栄養補給」の区切りの一部になる。

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さらに、服をたたんだり洗濯したりといった単純でそれほど労力を要しない活動を、労力や注意を要する仕事の合間の「休憩」として取り入れることで、創造性や問題解決能力が高まるという研究結果もある。注意散漫な傾向にある人の場合、このような作業をすることで一層あれこれと考えをめぐらせることになり、脳が無意識のうちにアイデアを結びつけ、創造性を助けるようだ。

これは、スピードを落とすことが生産性につながりうることを改めて思い出させてくれる。ありふれたタスクがより意味のあるものになるため、このような活動は1日の計画を緻密に立てることが難しいと感じる創造的な人にとって助けとなる。これらの区切りは、有益でありながら、エネルギーを消耗させない雑用をこなしつつ心を自由に歩き回らせる時間だ。

3. エネルギーの変動に合わせて1日を計画する

それぞれの区切りをあなたの自然なエネルギーサイクルに合わせるといい。1日のエネルギーのレベルは人それぞれであり、自分に合ったサイクルを見つける必要がある。例えば、あなたのエネルギーレベルは早朝が最も高いかもしれない。その場合、 エクササイズをするのは早朝がベストだろう。エネルギーのピーク時には負荷の高い仕事をするようにし、エネルギーレベルが低い時には軽めの活動をする。

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また、男性と女性ではホルモンの周期が異なることも知っておきたい。男性の主要ホルモンであるテストステロンは24時間周期で、早朝にピークに達し、夕方には減少する。一方、女性の生殖ホルモンの周期は28日だ。そのため、女性のエネルギーレベルは日によって変動し得る。

研究によると、概日リズムの影響は男女で異なる可能性があり、女性は夜間に認知機能が大きく落ちる傾向にある。そのため、女性は1日の早い時間帯に認知負荷の高い仕事をする方が有益かもしれない。

区切りを決めると、一日を整理し、集中力を高め、ストレスを軽減するための強力な枠組みができる。一度に一歩、区切りごとに目標に近づいていこう。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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