イタリアのジュエラー、ダミアーニのCEOジェローム・ファヴィエが来日。ハイブランドが綺羅星のように並ぶ銀座で、ダミアーニの何が他とは一線を画すのかを聞いた。現代におけるラグジュアリーのあるべき姿とは?
世界屈指のジュエリー大国であり、宝飾品が国の基幹産業のひとつともなっているイタリア。ダミアーニはこの国でも指折りのインターナショナルジュエラーであり、ダミアーニ・グループの傘下には老舗宝石店ロッカや、ヴェネツィアングラス工房のヴェニーニなども連なる。2024年のグループ連結売上高は、2桁成長を記録。前年比10%以上アップの3億8000万ユーロ超となる年次決算を発表し、躍進を続けているブランドだ。
「2025年1月、ミラノのモンテナポレオーネ通りに新しいブティックをオープンしました。この店には私たちが力を注いでいる最新のストアコンセプトが取り入れられていて、すべてメイド・イン・イタリーでまとめたインテリアをぜひお見せしたいですね」と語るジェローム・ファヴィエ。創業家一族からダミアーニの経営面を任されている敏腕CEOだ。
「イタリア名産の大理石、上質なレザー、モダンな家具。それからヴェニーニのガラスのオブジェ。まるでミラノの邸宅にいるかのように心地よく過ごしていただける空間を作り上げました。今後は日本で新たにオープンする店にも同様のストアコンセプトを適用するつもりです」
モンテナポレオーネ通りといえば、ファッションの都ミラノを象徴する華やかなストリートで、世界各国のハイブランドが軒を並べる。ダミアーニが日本での旗艦店を構える銀座もまた、ハイブランドが集結する地域だ。多くのファッションメゾンやジュエラーが居並ぶなかで、それらとの違いをどのように打ち出しているのだろうか。
「私たちの優位性、それはファミリービジネス。創業家が今なおオーナーであることが重要なのです。ブランドの中核はグィド、シルヴィア、ジョルジョのダミアーニ家3きょうだいで、彼らはイタリアならではの手仕事と、顧客との直接的な心温まる交流を重視しており、工業的な大量生産は真のラグジュアリーの精神に反していると考えています。それが他社との大きな差別化要因となっているのです」



