リーダーシップ

2025.06.16 08:15

年下の上司に75%が抵抗なし、若い世代が抱える本当の悩み

Getty Images

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女性が管理職として活躍するのが当たり前になりつつある現代の職場では、年下の上司と働く機会も増えている。転職で入った会社で、自分より一回り若いチームリーダーから指導を受けたり、新卒入社の同僚が先に昇進して上司になったりといった光景が、もはや珍しいものではなくなった。

「女の転職type」を運営するキャリアデザインセンターが2025年4月24日から5月7日にかけて、同サイト会員396名を対象に実施した「年下の上司」に関する実態調査によると、75.2%の女性が年下の上司と働くことに「抵抗はない」と回答した。年功序列が根強いとされる日本の職場で、年齢に関係なく能力を重視する意識の変化が明確に表れた結果といえる。

若い世代ほど抵抗感が強い意外な結果

興味深いのは、年代別の回答傾向だ。20代・30代では年下の上司に抵抗を感じる割合が比較的高く、40代・50代では抵抗感が少ない傾向が見られた。一般的には年配者ほど年功序列的な価値観を持つと考えられがちだが、実際は逆の結果となった。

出典:女の転職type
出典:女の転職type

これは40代・50代の女性が転職市場やキャリア形成において、既に年下の上司と働いた経験を持つことが多く、現実的な判断ができるためと推測される。実際、年下の上司と働いた経験については、20代以下の18.2%に対し、50代以上では91.3%と大きな差が見られた。経験の有無が意識に直結していることがうかがえる。

出典:女の転職type
出典:女の転職type

年下の上司に抵抗を感じる理由として最も多かったのは「敬語の使い方や態度に気を遣う」で55.6%。次いで「年下であることに心理的な抵抗がある」(49.4%)、「経験や知識不足が不安」(30.9%)と続いた。これらの回答から浮かび上がるのは、能力への疑問というより、むしろコミュニケーションの複雑さへの懸念だ。年上の部下として適切な距離感を保ちながら、どう接すべきかという戸惑いが、抵抗感の主な理由となっているようだ。

出典:女の転職type
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文=池田美樹

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