3. 上司の最優先事項を確認する
冒頭の編集者の場合、自分の仕事が就業時間外に持ち越しになってしまう主な原因は、同僚から話しかけられることなのかもしれない。とはいえ、編集者本人のTo-Doリストが非現実的なものである場合は、やるべきことを減らせる可能性もある。まずはTo-Doリストのタスクを減らしても自分の立場が危うくならないよう、上司が自分に求めている最優先事項が何なのかを把握しよう。
プロジェクトやクライアントは重要度に差があるし、進行中のタスクの中には他より重視されるべきものもある。冒頭の編集者にとっての最優先事項としては、例えば一定のペースで一定数の記事を掲載すること、オーディエンス分析の最新報告書を提出すること、長期的調査を実施することなどが考えられるだろう。そしてこうしたタスクについては、集中できる時間帯を特別に設けるべきであり、それ以外のタスク(必要最低限の本数以上の対応をすることなど)は優先度を下げられるだろう。
場合によっては、もっと多くの仕事を引き受けられる時もあるだろう。例えば臨時のプロジェクトを完了したときや、効率性が向上したときなどだ。しかし自分は今、意義ある仕事に取り掛かっている、という自覚がある場合を除けば、残業すべきではない。
4. 先を見据えて最優先事項を選び、集中できる時間を確保する
仕事の中には、好きな側面とそれほど好きではない側面があるかもしれない。タスクの難易度もまちまちだ。しかし、好きな仕事ややりやすいタスクばかりを選んでいると、最も重要なことが疎かになる可能性がある。上司にとってだけでなく、自分にとって優先順位の高い仕事も、疎かになりかねない。
上司が重視する仕事を、自分も重視しているとは限らない。昇進を視野に入れているのであれば、担当以外の業務を引き受けたり、上司以外の人の目にも留まるような仕事に重点的に取り組んだりする必要がある。現時点では仕事のごく一部にすぎないスキル(AIスキルなど)を磨くことも可能だ。あるいは、現在の業務とは無関係の部署や分野を試してみたい、と個人的な興味を抱いている場合もあるだろう。
キャリアを前進させ続けるためにも、集中できる時間帯の一部を使って、上司が優先することだけでなく、自分が重視していることに取り組もう。
5. 邪魔されないよう「オフィスアワー」を決める
仕事でルーティンを確立しようと最善を尽くしても中断されてばかりだ、というときは、同僚などとやり取りする時間を意図的に設ける必要があるのかもしれない。例えばこれまで面談は、マネージャーがふと思い立って自分の席を訪れたときに行なっていたとしよう。今後は、週1回15分と決めるのも一案だ。
また、チームの取りまとめ役を担っているなら、都合のいい時間を決めてオフィス内を積極的に歩き回り、サポートできることがないか聞いて回るという手もある。毎日の「オフィスアワー」を決め、その時間帯に質問や要望に応えるようにしてもいい。
あなたが新しくルーティンを決めたことに周りが気づくまで、少し時間がかかるかもしれない。しかしそのルーティンを継続していれば、周囲はあなたの働き方を理解し、それに従うようになる。時間管理を改善すれば、キャリアも改善されるはずだ。


