AI

2025.06.10 10:00

世界のビリオネアの4分の3がAIを活用、フォーブスの独自調査で判明

2023年に「5年以内に誰もがAIエージェントを使うようになる」という予測をしていたビル・ゲイツ(Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

23人がChatGPT、12人はAIによるバーチャルアシスタント

調査に回答したビリオネア45人のうち、43人が私生活でのAI利用について、40人がビジネスでのAI利用について回答した(いずれの質問も任意かつ匿名での回答を可能とした)。チャットボットを利用していると答えたのは27人で、そのうち23人はChatGPTを使用していると明記した(なお、ChatGPTを提供するOpenAIのサム・アルトマンCEOは、回答しなかった、もしくは匿名で回答したとみられる)。

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12人のビリオネアはAIによるバーチャルアシスタントを使用していると答えており、このことはビル・ゲイツの「5年以内に誰もがAIエージェントを使うようになる」という2023年の予測が正しかったことを示している。1170億ドル(約16.8兆円)の資産を持つゲイツは、自身のブログで「AIエージェントが最も画期的な点は、現在は高価すぎて多くの人が利用できないサービスを民主化する点にある」と述べていた。ただしこれは、富豪たちには人間のアシスタントやシェフを雇う余裕があるが、普通の人々は「何もないよりはまし」な代替サービスとしてAIで我慢するしかないということでもある。

ビジネスでロボティクスを活用

一方、通信事業で成功したロブ・ヘイルやインドの自動車部品のビリオネアであるアヌラング・ジェイン、フランスの物流王のエリック・エマール、フロリダの不動産開発業者デビッド・ホフマン、そして巨大複合企業コーク・インダストリーズのチャールズ・コークは、それぞれ自社のビジネスでロボティクスを活用していると回答した。

食事の画像処理、投資メモの作成や記事の要約

また、一風変わったAIの活用例もいくつかあった。コロナ禍で注目を集めたパルスオキシメーターの製造元のマシモの創業者のジョー・キアニは、AIを「食事の画像処理」に使っていると回答したが、これは彼の新たなスタートアップが提供する健康管理のアプリに関連していると考えられる。また、他の匿名の回答者は、投資メモの作成や記事の要約にAIを使っていると回答した。

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「ビジネスでまったく使っていない」と回答した富豪は9人

バフェットのように、AIを受け入れていないビリオネアも少なくはなく、9人が「ビジネスでAIをまったく使っていない」と答えている。この中には、金融界の大物スティーブン・スミス、自動車ディーラーで富を築いたノーマン・ブレイマン、産業分野の重鎮ハーシュ・ゴエンカ、住宅建設業者のパトリック・ニール、そして匿名の5人が含まれていた。

読書が唯一の趣味だと話すニールは、抽象的な技術よりも形に残るもののほうに関心があると答えていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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