7. コンピューターリテラシー
この技術スキルは、本当にプロフェッショナルスキルと呼べるものなのだろうか？ 私はそう信じている。私たちがオンラインで行うことはすべて、どういうわけか、最終的には他人に影響を与える。コンピューターは人間を助けるために存在する。デジタルの世界を簡単にナビゲートできる能力があれば、そのテクノロジーを使うことよりも、目の前の仕事や人々に集中できるため、より良いチームメンバーになれるのだ。
8. リーダーシップスキル
リーダーシップとは、肩書きのことではない。他者にポジティブな影響を与える人なら誰でもリーダーだ。そして、このような人材はもっと必要である。Z世代の社員のうち、組織内でシニアリーダーを目指す人はわずか6％にすぎないが、だからといって、優れたリーダーのコアとなるビジョン、目的意識、交渉力、共感力、チームワーク、コミュニケーションなどを発揮できないわけではない。ある意味、優れたリーダーはすべてのプロフェッショナルスキルを発揮する必要がある。効果的なリーダーになるためには、それ以外のすべてのスキルも網羅する必要があるのだ。
9. 問題解決能力
私が人を雇う前に見る最も重要なスキルのひとつは、問題解決能力である。企業は、誰かに手取り足取り教えてもらわなくても問題に取り組める人材を必要としている。クリティカルシンキングは優れた問題解決に不可欠な要素だが、私は、問題を解決する実際の能力よりも、問題に取り組む姿勢の方が重要だと感じている。頭が良くて技術に長けているにもかかわらず、困難に直面したときにあきらめの態度を示す人は、問題解決者ではない。私たちは皆、問題を解決する際、周囲を頼る前に問題に正面から向き合い、主体的に解決策に取り組むよう努力すべきである。
10. 細部へのこだわり
このスキルがトップ10に入ったことに私は喜びを覚える。なぜなら、このスキルは私自身のチームメンバー全員が高く評価しているものであり、十分に注目されているとは思えなかったから。細部へのこだわりは、優れた人とそうでない人を区別するものだ。小さなことでも完璧を追求する意欲のある人が、最高の仕事を生み出す。細部は重要であり、最終的な結果を大きく左右する。私は完璧主義を提唱しているわけではないが、そのようなレベルで作品にこだわる人には、高い需要があるのだ。
