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2025.06.10 11:00

そのスキル、数年後も通用する? AI時代にこそ評価される10の「人間的スキル」

Shutterstock.com

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AIの時代においては、技術的なスキルがすべてなのだろうか?

そうとも言い切れない。データ分析、報告ツール、クラウドコンピューティング、機械学習が注目の技術スキルとして挙げられているかもしれないが、それしか持ち合わせていない人たちは今後取り残されてしまうかもしれない。教育関連企業のPearsonによる最近の調査では、AIが職場の形を変え続ける時代に生きる社会人にとって必要な、ソフトスキルのトップ10が明らかになった。どんなに素晴らしいAIであっても、人間にはなれない。だからこそ、人間である私たちにはアドバンテージがある。

ソフトスキルは大したものではないと思う人もいるかもしれないが、私は「ソフトスキル 」という言葉を「プロフェッショナルスキル」に変えるべきだと提唱している。ソフトスキルと呼ぶと重要でないように聞こえるが、プロフェッショナルスキルと言えば価値が高く聞こえる。そして、そうしたスキルを多く持てば持つほど、価値の高いプロフェッショナルということになる。

業界や職務は関係ない。役職が高かろうが低かろうが関係ない。有能なプロフェッショナルスキルを持つ人は需要が高く、常に評価される。

AI時代に必要とされる10のプロフェッショナルスキル

Pearsonの調査では、AI時代に必要とされる10の必須ソフトスキルを特定した。

1. コミュニケーションスキル

これは特に驚きではない。コミュニケーションスキルは、これまでに発表されたあらゆるリストのトップに挙げられているようだ。コミュニケーションスキルは、コストのかかる誤解やミスを防ぎ、チームの不満や燃え尽きを軽減する。また、コミュニケーションを明確にすることで、自分の考えやニーズを効果的に伝えられるだけでなく、相手の話に積極的に耳を傾けることにもつながる。このスキルがあらゆる業界で求められているのも、不思議ではないだろう。

2. 効果的なチームワーク

対面であれ、遠隔であれ、チームの質はあなたの仕事の質を左右する。強力なチームは、内輪もめしていたり、単にやる気をなくしたりしているチームよりも、単純に効果的だ。だからこそ、他の人とうまく仕事ができる能力は、他の候補者と差をつけるスキルになる。良い知らせは、チームの他のメンバーがそうでなくても、率先して行動することで、良いチームメンバーになる練習ができるということだ。

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翻訳=江津拓哉

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