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2025.06.09 14:30

アップル、インテル MacBook Pro モデルのサポート終了を準備か

インテルMacBook Pro(Sompetch Khanakornpratip / Shutterstock.com)

アップルは古いラップトップにどの程度のサポートを提供できるのだろうか?インテル駆動のAirをまだ使用しているMacBook Airの所有者にとってはその答えは明確だ。インテルCoreチップセットを搭載した最後の2020年のMacBook Airはサポート対象から除外され、macOS Tahoeとそれに続くバージョンでサポートされるのはApple Silicon搭載のMacBook Airモデルのみとなる。

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MacBook Proに関しては未確定の部分が多い。少なくともセキュリティ更新は供給されるはずだが、最新アプリやユーティリティがどこまで利用できるかは不透明である。ハードウェア要件を考えると、Apple Silicon向け機能の一部のみが提供される可能性が高い。

MacBook Proはすでにサポート縮小の兆し

サードパーティー製アプリを利用するユーザーは、Apple Silicon専用アプリが表示する「サポート対象外」エラーにすでに直面している。このリストは日ごとに長くなっており、Photoshopのように要求が高いアプリではインテル Macが置き去りにされるケースが増えている。

どのノートパソコンも永遠には使えない。アップルがMacのサポート期間を公式に明示することは稀だが、約6年のアップデートは歓迎すべき一方で、アップル製品としては短く感じられる。2020年のインテルからARMへの移行でより強力なプラットフォームを得た反面、旧プラットフォームを一定期間支え続ける必要が生じたことが原因だ。

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だが、そのサポートも終わりに近づいている。消費者向けMacBook Airは近々明確な終了時期を迎える。同時に、プロ向けMacBook Proはあと1〜2年延命される見込みで、制作現場で使用するユーザーには朗報だが、ティム・クックはプラットフォームに対して終了を予告した。

多くのユーザーに愛されたインテルMacBook Proは、その物語の終章へ歩みを進めている。

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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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