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2025.06.08 16:00

【レビュー】デジタルデトックスのための携帯電話「Mudita Kompakt」、その利点と欠点

ミニマリスト向け携帯電話「Mudita Kompakt」(Mudita)

Mudita社はポーランドのワルシャワに本拠を置く企業だが、私が受け取った端末は北米向けに製造されたもので、広報担当者によると米国の主要通信会社にはすべて対応しているという。

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4.3インチの白黒Eインクディスプレイ、クアッドコアのプロセッサ、独自のオペレーティングシステムを搭載し、メモリ(RAM)容量は3GB、ストレージ容量は32GB。8MP(メガピクセル)のカメラと3.5mmのイヤホンジャック、SIMおよびマイクロSDカードのスロットを備えるほか、eSIMにも対応している。

標準搭載のアプリにはアラーム、計算機、カメラ、チェス、電子書籍リーダー、地図、瞑想、音楽(音質はクリアで良好)、メモ、ボイスレコーダー、天気、電話、SMSが用意されている。それ以外のアプリを追加することはできない。アプリストアもなく、インターネット接続機能もないからだ。動作は最速マシンというわけではないが、反応はよい。

デジタルデトックスしたい人に最適なスマートフォン(Mudita)
デジタルデトックスしたい人に最適なEインクを採用した携帯電話(Mudita)

北米向けとはいうものの、初期設定のままで最適な状態になっているわけではない。天気アプリを起動すると、デフォルトでワルシャワの天気が表示された。いくらか時間がかかったが、自分の住む場所を追加してそれを標準の設定にすることができた。そうする間に、この時期のワルシャワの天気が南カリフォルニアと似ていることを発見した。また、温度や距離の単位もすべて摂氏とメートル法で表示される。だが、これらは米国人が使いやすいように変更可能だ。

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翻訳=日下部博一

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