私は、『イカゲーム』の舞台裏で活躍したクリエイターたちにも話を聞いた。彼らがこのシリーズを作り上げる中で、何が一番好きだったのか、また、それぞれの役割の中で何が一番大変だったのかに興味があったからだ。
エディターを務めたナム・ナヨンは、「私はいつもお金を稼げればそれだけで嬉しいと思っていますが、この番組の制作プロセスは私にとって、とても楽しいものでした。もちろんとても時間がかかる分、大変です。すべてのテイクを観て、どれがベストなテイクなのかを見極めなければなりません。だから、楽しい部分も大変な部分もあったと言えますね」と話す。
撮影監督のキム・ジヨンは、「私はシーズン1には参加していません。この作品のファンだったので、『イカゲーム』の象徴的なセットの中にいられることに興奮しました。撮影はとてもエキサイティングで、楽しいものでした」とコメントする。
プロダクションデザイナーのチェ・ギョンスンは、「『イカゲーム』の世界観をビジュアルとして表現できたことは、私にとって本当にエキサイティングなことでした。この世界観を発展させるために、私も本当にクリエイティブなアイデアを提案でき、ファン監督と本当に興味深い話をすることができました。もちろん、このようなアイデアを生み出すには、多くの困難もありました」と語った。
『イカゲーム』のチームはこの番組がこの夏に終了したあとも、すぐに新しいプロジェクトに移っていくだろう。私はそんな彼らに、この番組から何を学び、どんなことが次のプロジェクトに生かされうるのかを聞いた。


