マーケティング

2025.06.14 10:15

人間関係や仕事でつまずく人ほど「小さな失敗」を軽く見ている理由

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そんなわけで、私はカイゼン式のメソッドをパートナーとの関係に採り入れることにした。週に1回行う定期的な状況確認だ。2人で腰を下ろして率直に話し合い、大小問わず手つかずの問題を改善し、調整し、解決するためのちょっとした方法を模索する。

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そうした中で、私が仕事中に声をかけられたときの「悪い、後にしてくれ」という返事が、無愛想でイライラしているように聞こえると指摘された。やさしい言葉で表現を和らげてほしい、と彼女は訴えた。あなたが何も考えずにストレートに答えるせいで、拒絶されたように感じるから。

いまでは、私は不機嫌な仕事人間からは卒業して、「ごめん、いまはちょっと手が離せないんだ」と言うようにしている。わずかな違いかもしれないが、この問題をきちんと伝えてもらい、修正したおかげで、時間とともに状況が悪化して大問題に発展するのを防ぐことができた。わずかに飛行ルートからそれた飛行機のように、私たちは軌道を1°戻し、ふたたび正しい方向へ進みつづけた。

この原則を、ビジネス、友人関係、そして自分自身との関係にも適用している。毎週、会社の取締役や友人たちと状況確認を行い、すべてが順調に進んでいるか、調整されているか、軌道修正が必要か、必要な場合、きちんと実行されているかを確認する。自己評価は日記に書きこんでいる。

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毎週毎週、私のメールの受信ボックスは、キャリア、ビジネス、人間関係に悩む人々からのメッセージであふれ返る。どれもこれも、長いあいだ小さなことを放置した結果だと明らかになるケースがほとんどだ。皆、自分自身や他人との状況を確認したり、率直な意見を言ったり、難しい話し合いをしたり、一見「些細な問題」に対処したりすることがなかった。その結果、わずかに進路を外れ(ほんの1°)、望まない目的地にたどり着いてしまったのだ。

法則「小さな失敗は大きな失敗のもと」

 カイゼンの哲学はビジネスだけの問題ではない。自分が正しい道を歩み、計画どおりの、心から望む目的地へ向かっていることを(進路から外れないために)確認する。これこそが、カイゼンの神髄である。

[今日の小さな怠慢の種が、明日の大きな後悔を咲かせる]

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文=スティーブン・バートレット(訳:清水由貴子)

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