「私は怖がりで繊細なタイプだから夜勤はできないです」と訴える看護師や、「私は人と話すとあせって動悸がしてクラクラします。なので、基本的に電話は取りたくありません」という飲食店従業員など、自分は繊細なので配慮してくれと過度な要求をしてくる人たちが増えているという。
働く女性のワーク&ライフマガジン「Woman type」は、働く女性100人を対象に「職場にいる繊細な人」に関するアンケート調査を行った。それによると、約3割の職場に繊細を理由に過度な要求をしてくるがいることがわかった。
彼らは「はれ物系」、「悲劇のヒロイン系」、「仕事押し付け系」、「攻撃系」の4つに分類される。たとえば「はれ物系」は、「メンタルがお豆腐なので、やさしくしてください!」と言い回ったり、間違いやルール違反を指摘するとすぐに泣いて「パワハラ」と叫んだり、といった具合。
悲劇のヒロイン系は、注意したら「私なんてダメだから」とへこんだ素振りを見せ、自分は可哀想アピールをする人たち。仕事押し付け系は、冒頭に紹介したような人たち。攻撃系は、「私が怒っているのに気づかないの?」と不機嫌アピールをするような人たちだ。
メンタルが弱い人は大勢いる。というか、強い人のほうが珍しい。精神障害でコミュニケーションが苦手な人もいる。だから無理に頑張れとは言えない。誠実に接すれば周囲の理解や協力が得られるはずだが、被害者意識をむき出しにする一方的な態度に周囲がカチンときて、まわりを困らせることもあるのだろう。おそらく本人はいっぱいいっぱいで、他人が怖くて仕方ないがためについ攻撃的になってしまうのかと思えば、気の毒ではある。やさしく丁寧に対応できればいちばんだが、なかなか難しい。
調査では、体験にもとづく彼らへの対処法も紹介されている。50パーセントともっとも多かったのが「距離を取った」だ。会話を減らすことで自分のメンタルが楽になったという人もいれば、最初は「無視されている」と騒がれたが仕事の連絡や挨拶は変わらず対応したので次第に落ち着いて比較的穏やかに過ごせるようになったという人もいる。まずは、過剰に反応しないのがいちばんのようだ。



