2025.06.01 12:00

1億円超えの希少なクラシックスポーツカーをイタリア地方警察が押収

イタリアで開催された世界的に名高いクラシックカー・イベントに出場した米国人オーナーの希少な1964年製イソ・グリフォA3/Cストラダーレが警察に押収された(BMW Group Classic)

地方警察は、866ユーロ(14万円)と408ユーロ(約6万7000円)の罰金が支払われるまで、シャノンのクルマを押収するという措置を取った。

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運転していたドライバーは米国の運転免許証を持っていたが国際運転免許を取得しておらず、差し押さえられたクルマは保険やナンバープレートもなしに公道を走行していたという。(BMW Group Classic)
運転していたドライバーは米国の運転免許証を持っていたが国際運転免許を取得しておらず、押収されたクルマは保険やナンバープレートもなしに公道を走行していたという(BMW Group Classic)

シャノンのグリフォA3/Cストラダーレは、1965年のル・マン24時間レースでクラス優勝したこともあるレーシングカー「グリフォA3/C」を公道(イタリア語でストラダーレ)仕様にしたクルマだ。元フェラーリの技術者で数々の名車を作り上げてきたジオット・ビッザリーニが設計したシャシーと、後に世界的工業デザイナーとして名声を得るジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたボディに、シボレー・コルベットの米国製327立方インチ(約5.4リッター)V8エンジンを組み合わせたグリフォは、停止状態から100km/hまで約5秒で加速でき、最高速度は300km/hを超える。

なお、イタリアの地方警察がコンコルソ・デレガンツァの参加車両を標的にしたのは今回が初めてというわけではない。2024年の同イベントでは1967年製フィアット・ディーノが捕まった。

forbes.com 原文

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翻訳=日下部博一

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