地方警察は、866ユーロ(14万円)と408ユーロ(約6万7000円)の罰金が支払われるまで、シャノンのクルマを押収するという措置を取った。
シャノンのグリフォA3/Cストラダーレは、1965年のル・マン24時間レースでクラス優勝したこともあるレーシングカー「グリフォA3/C」を公道(イタリア語でストラダーレ)仕様にしたクルマだ。元フェラーリの技術者で数々の名車を作り上げてきたジオット・ビッザリーニが設計したシャシーと、後に世界的工業デザイナーとして名声を得るジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたボディに、シボレー・コルベットの米国製327立方インチ(約5.4リッター)V8エンジンを組み合わせたグリフォは、停止状態から100km/hまで約5秒で加速でき、最高速度は300km/hを超える。
なお、イタリアの地方警察がコンコルソ・デレガンツァの参加車両を標的にしたのは今回が初めてというわけではない。2024年の同イベントでは1967年製フィアット・ディーノが捕まった。


