映画

2025.05.31 17:00

キャストに聞く、Netflix『アドレセンス』はなぜ世界で共感を生んだのか?

Amy Sussman/Getty Images

彼らキャストたちとの会話を終えるにあたり、キャストたちがもし、『アドレセンス』の登場人物たちと会話ができるとしたら、役を演じた経験を踏まえて、登場人物たちに何と話しかけるのだろうかと考えた。彼らは何を聞く必要があるのだろうか?

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クーパーはジェイミーを思い浮かべてこう言った。「そう考えるのは初めてですが、そうですね、ジェイミーは家族と週に1度は話せる環境にいるので、目立たないように、今いるところでトラブルを起こさないようにと伝えます。問題を起こさなければ、大丈夫だと。他人には優しく。そうすれば、そこを出て、また家族と会えるよと」

ウォルターズはバスコム警部を念頭に、「息子との上質な時間は大切です。それは私も学ばなければならなかった教訓です。俳優として、私はいつも旅をしています。いつも仕事をしていると、大切な人をないがしろにしていることに気づかないことがあるのです。だから、私は彼にそう伝えたいと思います」

ドハティはブリオニーについて考えながらこう言った。「まず、彼女にはハグが必要です。まずはそれをします。私はいつも、いつかセラピストになるんだ、という小さな夢を持っていました。でも、正直なところ、今はそう思いません。そうした夢は消えてしまった。私には無理だと思いました。セラピストはとてもきつい仕事なのです。彼女に言葉は必要ないと思います。ただ抱きしめてほしいだけなのだと思います」

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グラハムはエディを念頭にこう結んだ。「もし、あの事件が起こる前に彼と話ができるのなら、私はエディに、あの子にもっと愛情を注ぐようにと言うでしょう。ジェイミーに腕を回して、愛していると言うんだ、と。それがエディに言いたいことです」

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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