誰でも時には気持ちを吐露する必要がある。ストレスの多い1日やイライラするようなやりとり、調子がイマイチなときなど、煩わしく思っている理由を共有することは感情を処理する健全な方法だ。気持ちを吐き出すことで煩わしさの原因を解消し、話に耳を傾けてもらっていると感じることができる。
だが時に自分でも気づかないうちに気持ちの吐露が一線を越えて、いつも愚痴ばかりというしつこいものになっていることもある。不満の表現が安心感を得るためではなく、難題に直面した時のお決まりの反応になっている場合に「愚痴ばかり」の状態になる。もしあなたが不満に思っていることのリストが際限ないものになっていたり、ほとんどの会話を悪態をつく場にしていることに気づいたら、一旦立ち止まって思いを巡らす時かもしれない。
感情を吐き出すことと習慣となっている愚痴の違いは、その意図と及ぼす影響にある。気持ちの吐露は一時的なものだ。気分を軽くし、見方を変え、最終的には前進するのに役立つ。一方、習慣化している愚痴は繰り返され、消耗させる傾向にある。解決策を模索することなく問題に焦点を当て、自分や他人が行き詰まりを感じたり、心が擦り切れたりすることが多い。
時間が経つにつれて、否定的なことに絶え間なく注意を向けることで思考回路が変わり始め、バランスの取れた、あるいは希望に満ちた考え方をすることが難しくなる可能性がある。
一方朗報もある。自分がこのパターンに陥っていることに気づいたら、抜け出すことができる。このネガティブなサイクルを断ち切るための3つの方法を紹介しよう。



