こうした現状を踏まえると、これまでの米の価格は安すぎたことになる。5キログラムあたりの適正小売価格を農家に聞くと、3500円から4000円の間という答えがもっとも多い。米の場合、小売価格から農家からの買取価格が決められる仕組みになっているので、小売価格は農家にとっても重要なのだ。

このごろでは集出荷業者を通さず、利益率の高い直販を選ぶ農家も増えているが、精米やパッケージングなどの出荷のための準備は自前で行うことになり、それは難しいと従来通りの販路を選ぶ農家は多い。

農家の苦労が身にしみてわかる調査だが、だからと言って5キロ4000円は一般消費者にはキツイ。スマート農業で米農家を救えないものか。だが事は急を要する。ここは政治的決断に期待したい。


