あなたはまだ気づいていないかもしれないが、今日の不確実な経済状況では副業が必要だ。その道の専門家は、副業はもはや「贅沢な選択肢」ではないと主張し、それは誰にでも当てはまると話す。
米国では経済が逼迫し、技術の進歩が大規模な解雇を引き起こしている。労働者は日々、職を失うことを心配しており、ビジネスリーダーたちはそうした中、フルタイムの会社員であっても、セーフティネットとして副業を始めるよう促している。副業は、生活費を補う臨時収入を稼ぐための手段としてだけでなく、会社が倒産したり解雇されたりした場合の保険としても有効なのだ。
今の仕事が好きでも、副業を始めるべき5つの理由
コンサルティングなどを手掛けるBoost Strategy GroupのCEOであり、起業家向けのオンラインコミュニティ、Business Boost Societyの創設者でもあるジャッキー・P・テイラーは、「今日の予測不可能な経済状況において、副業はもはや『Z世代の流行り』というだけのものではありません。副業は、あらゆる業界で働く人たちにとってのリスク軽減ツールなのです」と話す。彼女が言うように、これは「あらゆる人」に当てはまることだ。
たとえ役員や管理職の地位にいる人であっても、同僚が解雇されるのを見て心配になり、ゆっくりと副業の計画を立てるケースもある。Eメールでテイラーに話を聞いたところ、ある上級幹部は現在、自分の部署が影響を受けた場合に備えて、彼女とともに副業計画を作成しているそうだ。その上級幹部はすぐに仕事を辞めようとしているわけではなく、まずは準備を進めているのだという。