4. まずいアイデアを支持するよう頼まれたとき
誰もが、考えを共有できる居心地のいい職場で働きたいと考えている。そして、誰もが提案できる考えをもっている。とはいえ現実的に考えると、すべてのアイデアが素晴らしいわけではない。時には、完全に的外れなアイデア、非現実的なアイデア、あるいは単にいまひとつのアイデアだという場合もある。そこで問題となるのは、提案した人を否定することなく、アイデアだけを却下するにはどうすればいいのか、ということだ。
まずいアイデアを提案されたら、こんなふうに答えよう。「新しいアイデアを提案いただき、本当に感謝しています。選択肢の一つとして念頭に置いておくと同時に、ほかの角度からも探ってみましょう」
これなら、ポジティブさを維持しながら提案を真っ向から否定せずに、話をうまくそらせられる。しかも、新たな提案への機会を開くことにもなる(もっとましな提案が出ることを願おう)。
やんわりと断るワザをマスターすることは、単に気まずい状況を回避できるだけではない。同僚に対し、提案し続けるように促すことであり、もっと優れたアイデアが着想される可能性もある。
「ノー」と言う術を身に着けることは、とても重要だ。何かを頼まれたときはすぐに引き受けず、自分の回答によって、自分と依頼してきた人の両方に対してどのような影響が出るのかを考えよう。
ちょっとした頼まれ事であれ、大きな依頼であれ、境界線を設けることは、あなたが自分の限界を把握してそれを伝えられる本物のチームプレイヤーだということを示す行動だ。あなたなら、きっとうまくやれるはずだ。


