最も重要な仕事に集中する
どのような仕事にも、単に時間がかかる仕事と重要な仕事がある。出世する人は、多くの仕事をこなす人ではない。正しいことをする人なのだ。次のような質問を自分に問いかけてみよう。今、会社の最優先課題は何か? 上司にとって最も重要なことは何か?
これらの答えを特定したら、それに従って努力する対象を調整しよう。優先順位の高い仕事やインパクトの大きいプロジェクトに一貫して取り組むことで、あなたの価値は否定できないものになる。昇進は、忙しくすることに対する報酬ではないことを常に忘れないでほしい。重要な結果を生み出したことに対する評価なのだ。時間を戦略的に使いこなすことで、あなたはすぐに必要不可欠な存在になれるだろう。
成果を追跡し続ける
キャリアのハイライトとなるような実績を上げたとしても、その数カ月後には誰もそれを覚えていないということがありえる。そのため、キャリアアップの黄金ルールは、自分の成果を継続的に追跡することだ。だからこそ、本稿で紹介する5つ目の優れた習慣は、指標に関するものばかりだ。
まずは、自分の主な成果や貢献をシンプルな文書にして保管することから始めよう。そこには、あなたの仕事によって増加した収益や削減できたコスト、予定より早く完了したプロジェクト、クライアントや社内チームからの好意的なフィードバック、超過達成に貢献できたKPI、ビジネス目標などを含めよう。
これは、自慢するためのものではなく、あなたが後々簡単に思い出せるようにするためのものだ。チームの週次チェックや四半期レビューの際に、作成した書類を加えるのも良いだろう。こうすることで、上司は、あなたの努力が成果に結びついていることを知ることができ、あなたを昇進させることの妥当性を検討できる。その検討の際に、彼らは当て推量をする必要はない。すでにあなたは自分の影響力を目に見える形で残しているからだ。
結局のところ、昇進するために必要なのは経験や勤続年数だけではない。上司が注目するような、価値ある、効果的な、成長志向のプロフェッショナルになることなのだ。
これら5つの習慣は、キャリアアップのための揺るぎない土台となる。注目を集めるだけでなく、高いレベルの尊敬を集め、頼りにされる存在であることを示せる。リーダーとしてのマインドセットに足を踏み入れ、自分の行動が道を切り開く。正しい習慣を身につければ、昇進は「もし」ではなく、「いつ」という問題となるのだ。


