2025.05.26 11:30

世界で人気の高い「今夏の旅行先」、東京・大阪がトップ2を独占

「今夏の旅行先」として世界中で注目を集める日本(Shutterstock.com)

もちろん、航空運賃や宿泊費も旅行者の動因となる。現在はさまざまなブランドが顧客を囲い込むための「会員特典」を競い合っている時代であり、ホテルの無料朝食や部屋のアップグレードを提供したり、「ビジネスクラス」という言葉をささやき、これに惹かれた「忠誠心のある」顧客は、ますます複雑さを増すこのような特典を大いに旅行に利用しようとする。国際的なホテルチェーンのほとんどが会員のロイヤリティポイントで予約可能な東京も例外ではない。

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最近の例では、2003年公開(日本公開は2004年)の日本を舞台とする映画『ロスト・イン・トランスレーション』で主演のビル・マーレイが滞在したパークハイアット東京が、リニューアルオープン後の今秋から「ワールド・オブ・ハイアット」のポイントで予約可能な客室の提供を開始する。マーレイ演じるハイウッド俳優のボブが、日本のCMディレクター(ダイアモンド☆ユカイ)にうるさく指図されながら、ウイスキーのグラスを片手に「サントリータイム」と言うあのホテルだ。

プエルトリコのサン・フアンで過ごす夏

Mastercard Economics Instituteの調査結果を米国とカナダの消費者動向に特定すると、東京は依然として1位だが、2位にはアメリカ人が大好きなカリブ海の租税回避地、プエルトリコが入った。その理由は、米国人にとってプエルトリコは、パスポートも両替も携帯電話の国際電話プランも必要なく、すばらしいビーチと贅沢なリゾート施設を楽しめるからだと考えられる。また、プエルトリコは暗号資産も含む資産益、利子、配当による個人所得が非課税となる米国唯一の場所であり、同島の観光ブームはビットコインの人気と関連し、減速する兆候が見られない。

「米国やカナダの旅行者は、サン・フアン(プエルトリコ)、カフルイ(ハワイ)、プンタ・カナ(ドミニカ共和国)といったビーチタウンにも集まっており、このことは旅行先選択の背景には多様な動機があることを浮き彫りにします。複雑な経済および地政学的環境下において、このようにトレンドが旅行の意思決定にどのような影響を及ぼすかを理解することが重要です」と、メイヤーはこのトレンドについて語っている。

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プエルトリコ・サン・フアン(Shutterstock.com)
プエルトリコ・サン・フアン(Shutterstock.com)

米国とカナダの人々に人気の旅行先には、米国のフロリダ州オーランド(8位)やニューヨーク(9位)、そしてカナダのカルガリー(6位)、メキシコのトゥルム(10位)も上位に入っている。これは特に驚くべきことではない。ニューヨークのブロードウェイの劇場やインスタ映えするレストランは満員で活気に満ちている。オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは依然として大人気だ。そしてトゥルムでは、またもやセレブリティ(ジャスティン・セローとニコール・ブライドン・ブルーム)が結婚式を挙げたばかりだ。

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翻訳=日下部博一

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