アップルは3月、AI機能について虚偽の広告をしたとして消費者から訴訟も起こされている。カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出された訴状によると、原告側はiPhone 16の発売時にAI機能が利用可能になるという「消費者にとって明確かつ合理的な期待」があったと主張している。
アップルの株価は今年、17%超下落している。フォーブスはアップルにコメントを求めたが、現時点で回答はない。
アイブは数年来、AIデバイスの開発に関心を示してきたとされ、ブルームバーグのインタビューでは米Humane(ヒューメイン)の「Ai Pin」など初期のAI製品を「非常に出来が悪い」と酷評した。2023年9月にioを共同で創業し、アルトマンと出した声明では同社について「新しい製品群を開発、設計、製造するというわたしたちの目標のためには、まったく新しい会社が必要なことがはっきりしました」と説明している。
アルトマンがOpenAIへのioの統合を推し進める前には、アイブはioでOpenAIの技術を使ったAIデバイスの開発・販売を計画していたとされる。
ハードウェアへの参入をめざすOpenAI
OpenAIによるioの買収交渉は3月に初めて報じられた。両社は2013年の米映画『her/世界でひとつの彼女』に登場するような技術を取り入れたデバイスを開発すると伝えられていた。この作品では、人間が音声AIのコンパニオンと関係を築く世界が描かれている。
2022年にChatGPTをリリースしたOpenAIは、デバイスの投入に向けた取り組みを強化しているとみられ、昨年11月には米メタのAR(拡張現実)グラスの元開発責任者を採用している。同じ月には、米ロボットスタートアップ、Physical Intelligence(フィジカル・インテリジェンス)への出資も報じられた。


