2025.05.24 11:00

「女性一人旅」に最適な都市はドバイ、賛否両論も 最新ランキング

女性の一人旅に最適な都市に選ばれたアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Shutterstock)

ドバイを安全な旅行先として紹介するウェブサイトは多いが、米国務省は米国人旅行者に注意を促している。「米国民、特に女性は1人で歩いている時やアルコールを摂取している時、タクシーに乗っている時などに言葉や身体による嫌がらせや性的暴行を受ける可能性があるため、注意を払う必要がある。タクシーに乗る際は、前方の座席に座ることは避けるべきだ。単なる世間話が、運転手に過剰な親しみや誘いかけの一種だと誤解される可能性があることに留意しなければならない」。同省によれば、一部の空港では、女性運転手が運行するピンク色の屋根の女性客専用タクシーが利用できるという。

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米国務省は次のような注意喚起も行っている。「性的暴行の被害者の中には、婚外性交を禁じる法律に違反したとして起訴された者もいる。法律では、性行為が合意に基づくものでなかったことを証明するために、被害者側に高い立証責任を課している。被害者がそれを証明できなかった場合、双方が起訴され、禁錮刑となり、その後国外追放されることもある」

旅行保険会社バークシャー・ハサウェイ・トラベルプロテクションによれば、ドバイでは「観光客に向けられた暴力犯罪はまれ」で、旅行者にとっては安全な都市だという。他方で同社は、UAEは「同性間の関係に寛容でない」イスラム法を厳格に守っており、「複数の一般的な行為」を違法としていると警告している。こうした行為には「特に女性の場合、腕を出していたり、首の周りが開いていたり、ショートパンツを履いていたりといった露出度の高い服装」が含まれる。バークシャー・ハサウェイは、女性や性的少数者の旅行者に対する罰則は男性より厳しく、受けられる保護も少ないことがあると指摘している。

forbes.com 原文

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翻訳・編集=安藤清香

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