
リーグのプレゼンスを高めるために行なうこと
「バレーボールワールドにおける日本への関心は高いだけに、リーグとしてのプレゼンスを高めることが急務。世界一のリーグとは『ヒト、モノ、カネ、情報』が集まり、何よりも『憧れ』を生み出す場。現在、世界を牽引するのはイタリア、トルコ、ポーランド、ブラジルといった国々。オリンピックが最高峰の舞台ですから、自国リーグからどれだけの(五輪)代表選手を輩出できるかが一つの指標になるでしょう。現状、セリエA(イタリア)・ポーランドが約35人なのに対し、日本はその半数程度。チーム数を増やすことも、選手育成と代表輩出数増加の鍵となる可能性があります。全世界でバレーボールの競技人口は5億人と言われていますから、放送・配信でSVリーグを見たいという人を飛躍的に増やしたいと考えています。そのためには、世界のビジネス全体のパイを大きくしていく必要もあります」と世界一への見通しを詳らかした。
加えて「中長期的な課題として、中学校年代の育成や指導者の質の更なる向上、少子化といった問題にも取り組む必要があります。かつての団塊ジュニア世代は毎年200万人以上の出生者数がありましたが、現在の20歳代は約半分の人数に減少。ただしメダルの獲得数は増加、指導のレベルも向上している。外国人選手の加入による多様性の促進も、リーグのレベルアップに貢献するでしょう。日本のGDP維持という大きな視点から見ても、スポーツの発展は重要な要素です」と日本のバレー界、スポーツ界が抱える見通しで締め括った。
新生SVリーグのファースト・シーズンは観客動員数112万人売上30億円達成と、予想を上回る熱狂と共に幕を閉じ、バレーボールのポテンシャルを改めて証明した。悲願とも言える「3度目の正直」となるプロ化、世界最高峰リーグは日本でそのベールを脱ぐのか、大河チェアマンは確固たる未来を見つめている。


