
さらに、熱中症のリスクが大人よりも高くなる要因がもうひとつある。子どもは汗腺が未発達なので、大人の6割しか汗がかけず体に熱がこもりやすいということだ。

具体的に何をすればいいのか。救急専門医の藤田正彦氏は3つの対策を提言している。
1. 観察 - 顔が赤くなっていないか
未熟な発汗機能を補うために、子どもの体は頭部や胴体の皮膚に血液を多く集めるようにできている。しかし猛暑日はその効果も薄く、体に熱がこもってしまう。それを見分ける方法として、「顔が赤くなっていないか」がある。顔が赤くなった、耳が熱い、急に静かになったときは要注意。すぐに涼しい場所に避難する。
2.水分補給 - 30分おきに100〜150ミリリットル
汗で失われる水分と塩分をこまめに補う。それにはスポーツドリンクなどの電解質を含むものが好ましい。子どもは遊びに夢中になってしまいがちなので、30分ごとに休憩して水分補給をすると決めておくといい。
3.暑さから逃げる - 湿度が低い場所に避難
暑さから逃げることは熱中症対策の盲点だと藤田医師は話す。日陰でも気温が高いと汗で体温を下げるのが難しいため、ひんやりと感じられる湿度の低い場所で休むことが重要だ。15〜20分ごとに屋内などの涼しい場所で休憩すると決めておこう。
子どもは大人とは違う。大人の都合で考えず、もう今から十分に注意して守ってあげよう。


