暮らし

2025.05.25 18:00

惰性で生きているだけの毎日に終止符を打つ 「本当の自分の人生」を手に入れる3つの戦略

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2.「 好奇心」をもって過ごす

日課は安らぎと安定を与えてくれるが、感覚を鈍らせ、自身を精神的な停滞状態に陥れることも多い。その対策として、自分の内なる好奇心に時間を割く日を毎月設けるといい。探検と発見のために過ごす日にし、意識的に居心地の良い環境から一歩踏み出して、馴染みのない新しい体験に没頭するのだ。

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例えば、自分が知らないジャンルの食の開拓にどっぷりと浸かるのはどうだろうか。料理に興味がなければ、陶芸のワークショップに参加してみてはどうだろう。知的な挑戦が好きなら、外国語の短期集中講座に挑戦するのもいいかもしれない。目標は必ずしもその対象をマスターすることではなく、新しい方法で脳を動かして好奇心を刺激し、視野を広げることだ。

同様に、普段まったく興味がない趣味を始めるのもいいかもしれない。絵を描いたことがないなら、初心者向けの絵画教室に参加してみるといい。ガーデニングをしたことがないなら、土に触れて一日を過ごすのはどうか。こうした活動は学習への情熱を再びかき立て、驚いたり感動したりする感覚を育むことができる。

「好奇心の日」を成功させる秘訣は、オープンマインドと冒険心をもって取り組むことにある。先入観や期待を捨て、新しい体験を全面的に受け入れよう。

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オーストラリア国立大学の研究者で心理学者のウィリアム・ホワイトクロスはこのアプローチを支持し、確信や自信がない状態はやる気を削ぐかもしれないが、人は本来、恐怖や怒りで反応するようにはなっていないことを示唆している。

「私たちの心の中には、未知のものに近づき、それについて学びたいと思う気持ちがある。それを利用すればいい」とホワイトクロスは言う。

3. 「新しいつながりを1つ加える」ルールを採用する

自動操縦モードの人生をやめるもう1つの方法は、社会との関わりを広げることだ。慣れ親しんだ交友関係や日課に固執すると、視野や成長が制限されてしまう。「新しいつながりを1つ加える」ルールを採用することで、意図的にソーシャルネットワークを広げ、人生に新しいエネルギーを注入できる。

この方法では、毎月少なくとも1人と新たにつながるよう努める。相手は職場や地域社会で出会った人でもいいし、オンラインでつながっている同じ趣味のグループ内の人でもいい。純粋な好奇心を持ち、心を開いてこうした交流に臨み、他人の経験や視点から学ぶことに集中したい。

このアプローチを最大限生かすには、有意義な会話に参加し、相手の話に心から興味を示すようにすることだ。相手に質問し、自分の経験を共有し、共通点を探す。このような新たなつながりを求めることで、自分の社会生活が豊かになるだけでなく、目的意識や世界との関わりが全体的に活性化する。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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