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2025.05.23 08:15

EXIT戦略の再定義、NASDAQ上場のリアル

トランプ前大統領の別邸“マール・ア・ラーゴの写真
トランプ前大統領の別邸“マール・ア・ラーゴの写真

NASDAQ上場──トランプ邸に招かれる存在へ

ハートコアは当初、日本の証券会社を通じて国内上場を目指したが、うまくいかなかった。最終的に神野氏は「NASDAQ上場」に活路を見出す。2022年、ついにアメリカ・NASDAQへの上場を実現させた。

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「NASDAQは3,300社しか上場しておらず、日本より遥かにハードルが高い。けれど、上場すれば得られる“信用”も段違いなんです」

日本では知る人ぞ知る存在だった神野氏だが、上場後はアメリカの上流階級のコミュニティにも認められ、トランプ前大統領の別邸“マール・ア・ラーゴ”にも2度招かれた。

「NASDAQは日本企業のもう一つの出口戦略」

神野氏は強調する。

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「NASDAQ上場を果たした中国企業は200社以上。約200兆円の資金をアメリカから持ち帰って中国経済を成長させました。日本にもそれができるはずなんです」そして何より、NASDAQ上場の本当の価値は「調達力」にある。楽天が上場した年の売上は6.5億円だったが、500億円近くを調達した。神野氏のハートコアも、上場前12億円だった売上が、2年で50億円へ。そして今年は100億円を目指すという。

「地方企業もNASDAQへ」──やる気がすべて

「地方の中小企業でも、やる気があればNASDAQは狙えます。実際、私もそうだった。最初は誰も相手にしてくれなかった。でも、可能性を信じて突き進んだ結果、ここまで来ました」神野氏の目は、もうすでにその先を見ている。「最終的には、1000億円規模の企業グループにして、日本からグローバル企業をもっと増やしたい」

その言葉は、どこまでも本気だった。新聞少年からNASDAQ上場社長へ。日本企業の未来を“本気で変える男”の挑戦は、始まったばかりだ。

文=戸村光

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