重要だと思う対策を聞くと、相手の状況を理解したうえで適切に連絡できる仕組み、社員の居場所や状況をリアルタイムに把握できるポータル、すぐに連絡がとれる状態の確保などがあげられた。

ちなみに、フリーアドレスは1987年に清水建設技術研究所が世界で初めて導入したスタイルだ。意外なことに日本発祥だったわけだ。そもそも、外回りが多い営業担当のデスクスペースを有効活用することが目的だった。それが、リモートワークが増えたコロナ禍で注目され、働き方改革やレンタルオフィスの普及とあいまって広く認知されるようになった。
オフィスの経費削減だけを考えてのフリーアドレスは混乱と不満を生む。本当に働きやすいオフィスにするには、「社員の居場所やステータスをリアルタイムで可視化できるツールの導入が効果的」だとPHONE APPLIは話す。「部署横断的な人材検索」、「専門性にもとづくフィルタリング」などの同社が提案するような高度な機能を備えたツールを整備すれば、むしろ固定型のオフィスよりも柔軟なコミュニケーションが実現して、フリーアドレスならではの効率的で働きやすい職場が作れそうだ。


