アップルは年内最初の大規模イベントであるWWDC(Worldwide Developers Conference)を近く開催しようとしている。日程自体はすでに知られていたが、このたびアップルは基調講演へのプレス向け招待状を送付した。以下がその詳細である。
WWDC25のスケジュール
カンファレンスは米国時間6月9日から6月13日まで開催される。開催初日の米国太平洋時間9日午前10時(日本時間6月10日午前2時)に、例年通り基調講演が行われる予定だ。今回送付された招待状によれば、会場はカリフォルニア州クパチーノにあるアップル本社、Apple Park(アップルパーク)であることが明記されている。
スティーブ・ジョブズ・シアターに関する記載はないため、ここ3年間と同様、Apple Parkのメインビルディングの屋外で開催されると考えられる。カリフォルニアの陽光が降り注ぐ中でのイベントになるだろう。
誰が参加するのか
近年の例と同様であれば、プレスやコンテンツ制作者、特別ゲストに加え、アップルが「Apple Parkで開催される特別なイベントに1000人を超えるデベロッパーと学生を招待し、会場で祝います」とする人々が招かれる見込みだ。WWDC全体はオンラインで行われるため、その他大部分の参加者はバーチャル参加になると考えられる。
視聴方法
一般向けに公開されるのは基調講演のみだ。週の残りのアクティビティを視聴するには、WWDCに登録している開発者である必要がある。基調講演を視聴したい場合は、apple.com、Apple TVアプリ、アップルのYouTubeチャンネルで配信の予定だ。
招待状は何を示唆しているのか
アップルはときどき文言で、そして常にデザインによってヒントを与えることがあるが、今回の招待状には「アップルパークでの特別イベントに直接ご参加ください」という定型的な文以外には特筆すべき言葉はない。
招待状の画像は円形(これはApple Parkを連想させる)で、半透明のガラスのようなデザインになっている。これは、アップルが発表すると噂されるソフトウェアが、Apple Vision Proのメニューのように半透明の質感を強化しているという報道と関連している可能性がある。文字は虹色のようにカラフルだ。
同様に、アップルのNewsroom投稿でも、虹色の文字の上にガラス状の半円が重ねられ、その内部に色彩が映り込んでいる。アップルはここで、噂されている大幅なデザイン変更を先取りしているのかもしれない。



