AIモードが検索に正式実装
米国のすべてのユーザーを対象に、グーグル検索の新機能「AIモード」が正式に公開された。これにより、従来の「青いリンク10個」の代わりにAIが生成した要約や文脈的説明、引用元が表示されるようになった。これは、人々がChatGPTやPerplexity(パープレキシティ)などのサービスで即答を求める傾向に対抗する狙いがあるとみられる。
しかしこのシフトは、グーグルの収益にもリスクをもたらす。検索広告がアルファベットの収益の大部分を占める中で、リンクベースのクエリをAI回答に置き換えることは、クリック可能な広告枠の減少を招くからだ。グーグルはAI回答の要約部分に新しい広告フォーマットを試験的に導入しているが、バランスの取り方は容易ではない。
グーグルは、AIによって検索利用が拡大し、むしろ相乗効果を生むと期待しているようだ。回答がより充実し対話的になることで、ユーザーはより複雑で価値の高い質問をするようになり、広告主もそこに追随すると見ているのだろう。
Gemini 2.5
グーグルのDeepMind(ディープマインド)チームによれば、Gemini 2.5 Proは推論タスクで非常に優れた性能を発揮し、コード生成やデバッグ機能に力を入れた最先端のAIだという。社内ベンチマークでは、OpenAIのGPT-4をいくつかのソフトウェア開発テストで上回り、複雑な問題を段階的に考える「Deep Think(ディープ・シンク)モード」と呼ばれる実験的機能を導入している。
効率面でも大きな進歩があり、軽量版Geminiは前バージョンより22%高速化され、モバイルやエッジアプリケーションへの統合がさらに実現性を増した。AndroidからPixel、ChromeOSに至るまで、グーグルのOSやハードウェア全体がAIアシスタントを組み込む方向へ再構築されている現状を考えると、これは極めて重要な進展である。


