今どきの出会いはマッチングアプリが主流──だが利用者の恋愛満足度は非利用者よりも低い、という2023年の研究結果がある。
この研究ではまた、たとえアプリ上に本当に相性の良い相手がいたとしても、「選び切れないほどの選択肢」や「選ばれないことによる自信の低下」「一生1人かもしれない不安」といった要素が相手を見極める判断力を鈍らせてしまうと指摘している。
とはいえマッチングアプリで運命の相手を見つけることは、決して不可能ではない。事実、アプリで出会った多くのカップルが長期にわたる良好な関係を築いている。しかしマッチングアプリでの恋活を成就させるには、ただ漫然とスワイプしてるだけではダメだ。
プロフィールに工夫を凝らし、相手との「本物のつながり」を作ることに力を入れれば、良縁を見つけられる確率は高くなる。ここではマッチングアプリでの恋活を成功に導く、パワフルかつ手軽な3つの方法を紹介しよう。
1. プロフィール写真の裏側を見る
マッチングアプリでの恋活は、「会話を始める相手」を選ぶことから始まる。写真をスクロールしているだけではビビッとくる「タイプ」は見つからないかもしれないが、だからといって最適な候補者がいないわけではない。確かなのは、外見にこだわり過ぎると選択肢がせばまってしまうことだ。「どストライク」でなくとも、さまざまなタイプの人にオープンになることで、思いがけない良縁を呼び込める。
2024年の研究では、マッチングアプリにおいては、プロフィール写真と実際に現れる人物の外見が一致しない可能性について言及。同時に、特にプロフィール写真の「お直し」がいかに容易であるかという点ついても説明している。それゆえマッチングアプリで相手を探す際は、「写真の裏側」を読むことが重要になる。
大切なのは、相手のプロフィール全体をよく読んでみることだ。プロフィールを読むだけでも、相性の良し悪しが明確に分かることもある。写真だけで「パス!」を連発していると、運命の出会いを逃してしまうかもしれない。
2. 鍵は「直接会うこと」
私たちがSNS上で目にする写真の多くは、投稿者が厳選したベストショットだ。それがマッチングアプリのプロフィール写真となればなおのこと──いや、厳選以上の「技」が駆使される場合も多々ある。選ばれたい一心でつい行ってしまうのが、別人級の加工やAI生成だ。人は見た目の魅力に弱いものだが、だからこそ直接会って確認する必要がある。



