宇宙

2025.05.20 17:00

欠けゆく月が金星、土星と共演 美しいパノラマを見よう 今週の夜空

下弦の月と鳥影(Shutterstock.com)

5月24日(土):月と金星が出会う

やはり日の出の約1時間~45分前の東の低空で、こんどは明るく輝く金星から4度ほど離れたところに月齢26の細い月が見える。右上方を探すと土星も見つかる。月は、欠けた部分がほのかに光っているかもしれない。地球が反射した太陽光に影の部分が照らされることで生じる「地球照」という現象だ。ぜひ双眼鏡で覗いてみてほしい。

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2025年5月24日(東京:3時40分ごろ)の東の空(Stellarium)
2025年5月24日(東京:3時40分ごろ)の東の空(Stellarium)

5月25日(日):新月の腕に抱かれた古い月

月が太陽のまぶしさの中に姿を消し、新月を迎える直前の姿を観察する最後のチャンスだ。月齢27の細く儚い月は、日の出の45分前の東の低空、金星の左側にある。地球照を伴った細い下弦の月を指して、英語では「新月の腕に抱かれた古い月(The old Moon in the new Moon’s arms)」と呼ぶことがある。夜明けの空で土星、金星、月が右上から左下へとほぼ一列に並び、まるで地平線を抱きしめているかのような優美なパノラマを見せてくれる。

2025年5月25日(東京:3時45分ごろ)の東の空(Stellarium)
2025年5月25日(東京:3時45分ごろ)の東の空(Stellarium)

今週の星座:からす座

カラスの形には見えないし、この星座について話題にする人もなかなか見ないが、古代ギリシアの天文学者プトレマイオスがまとめた「トレミーの48星座」の1つで、国際天文学連盟(IAU)が定めたれっきとした星座である。

見つけるのは実に簡単だ。北斗七星の「ひしゃくの柄」を伸ばした「春の大曲線」に沿って、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカを通り、さらに先へと延長したところにからす座はある。今週の夜空では、ちょうどスピカの右下あたりに見つかるはずだ。

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からす座(Shutterstock.com)
からす座(Shutterstock.com)

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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