宇宙

2025.05.20 17:00

欠けゆく月が金星、土星と共演 美しいパノラマを見よう 今週の夜空

下弦の月と鳥影(Shutterstock.com)

下弦の月と鳥影(Shutterstock.com)

先週「フラワームーン」の満月を迎えてから、月は夜ごと欠けて小さくなり、かすかな星のきらめきや星座の形を見つけやすい暗い空が戻ってきた。夜半~未明の南の空には、天の川の中心部が輝いている。細い月と土星、金星の共演も見逃せない。5月第4週の星空観察のポイントをまとめた。

米キャニオンランズ国立公園で、峡谷の上に昇ってくる天の川銀河の中心部。2021年5月6日撮影(NPS / Rhodes Smartt via Wikimedia Commons)
米キャニオンランズ国立公園で、峡谷の上に昇ってくる天の川銀河の中心部。2021年5月6日撮影(NPS / Rhodes Smartt via Wikimedia Commons)

5月20日(火):下弦の月

満ち欠けの最後の1週間が始まる。今宵の月は、夜半に東から昇り、明け方に南の空に見え、正午頃に西の空に沈む。

満月や新月と比べて注目されにくい下弦の月だが、実は月を観察する絶好のチャンスでもある。月面の明るく光っている部分と欠けた暗い部分の境目、すなわち昼と夜の境界線に望遠鏡を向けてみよう。山脈やクレーターの形が影として浮かび上がって見えるはずだ。この境目を「明暗境界線(terminator)」と呼ぶ。

下弦の月(Shutterstock.com)
下弦の月(Shutterstock.com)

5月23日(金):月と土星が出会う

日の出の1時間~45分ほど前に東の低空を見ると、美しい天体の共演が拝める。月齢25のやや細い下弦の月が、土星と約3度の距離まで接近して並ぶ。左下方には「明けの明星」金星が輝いている。東の視界を遮る建物のない高層階や屋上から眺めるのがベストだ。

2025年5月23日(東京:3時40分ごろ)の東の空(Stellarium)
2025年5月23日(東京:3時40分ごろ)の東の空(Stellarium)
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翻訳・編集=荻原藤緒

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