第9位 大谷翔平(1億250万ドル)
スポーツ:野球
年齢:30
国籍:日本
年俸:250万ドル(約3億6300万円)
プレー外収入:1億ドル(約145億円)
毎年受け取る200万ドルの年俸を除き、すべての支払いを2034年まで繰り延べる巨額の契約で周囲を驚かせた大谷は(彼は2034年から年俸6800万ドルを受け取る)、2024年にロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズに進出したことによって、その年俸の金額とは不釣り合いなほどの小切手を受け取った。MLBの選手は、所属チームの成績に応じてポストシーズンのボーナスプールから分け前を受け取るので、彼はドジャースおなじみの青いサファイアと白いダイヤモンドをあしらったチャンピオンリングに加えて、47万7441ドル(約6930万円)の収入を得ることとなった。
もちろん、これは彼の高額なプレー外収入に比べれば、はした金である。指名打者としてナショナル・リーグのMVPに輝き、今季は投手としても復帰を希望している大谷は、米国ではNew Balance、Beats by Dre、日本ではコーセーやセイコーなど太平洋をまたいで様々な企業と契約を交わしている。大谷がToppsとトレーディングカード販売に関する独占契約を結んでから7カ月後の2025年3月、オークションでは大谷の直筆サインと、彼がMLB初のシーズン50本塁打・50盗塁を達成した際に着用していたズボンのロゴが刻まれた記念カードが出品された。買い手のプレミアムを含めた落札価格は107万ドル(約1億5500万円)だった。
第10位 ケビン・デュラント(1億140万ドル)
スポーツ:バスケットボール
年齢:36歳
国籍:米国
年俸:5140万ドル(約74億6300万円)
プレー外収入:5000万ドル(約72億6000万円)
デュラントは2月、NBA史上8人目となるレギュラーシーズン3万得点を達成した。しかし、それ以降のシーズンは厳しく、高額の年俸を支払ったフェニックス・サンズはウェスタン・カンファレンスで11位とつまずき、プレーオフ進出を逃した。この結果を受けて、デュラントがこの夏にトレードされるのではないかという憶測も呼んだ(オールスターに15回出場したデュラントは、残り1シーズン、5470万ドルの契約を残している)。幸いなことに、デュラントには他にも多くの実績がある。2024年夏に開催したパリ五輪では金メダルに輝き、米国代表の歴代得点王に輝いた。
彼は2025年8月、投資ファンドのArctos Sports Partnersを通じてフランスのサッカーチームであるパリ・サンジェルマンFCの株式を取得し、その後もスポーツアパレルブランドのHomageに投資するなど、投資家としての一面もある。また、デュラントが所有するメディア会社Boardroomは最近、プレミアム会員モデルを発表し、Fanaticsと提携してアスリートのためのプロ育成プログラムを開始する予定だ。加えて、デュラントはNetflixのドキュメンタリー番組『スターティング5:選ばれしエースたち』のシーズン2にも出演している。
本ランキングは、2024年5月1日から2025年5月1日におけるアスリートの収入データを基に作成された。また、それ以外の追加取材はジャスティン・バーンバウム記者による。


