スポーツ

2025.05.19 19:45

2025年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10、大谷もランクイン

大谷翔平もランクイン(Robert Gauthier/Los Angeles Times via Getty Images)

2025年版『世界で最も稼いだアスリート』

カリーと、MLBのロサンゼルス・ドジャースに所属する二刀流の天才、大谷翔平(9位、1億250万ドル)の2人は、プレー外での収入だけで過去12カ月間に1億ドル以上を記録した。フォーブスの推定によれば、スポーツの現役選手でこの偉業を達成したのは、過去に3人しかいない。MMAファイターのコナー・マクレガー(2021年に1億5800万ドル)、ゴルファーのタイガー・ウッズ(2009年に1億500万ドル)、テニスプレーヤーのロジャー・フェデラー(2020年に1億ドル)だ。

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カリーも大谷も、サウジアラビアとのビジネス上のつながりは知られていない。サウジアラビアがLIVゴルフを創設してスポーツ界を震撼させてから3年、今年のトップ10のうち4人がサウジアラビアと大きなつながりがある。タイソン・フューリー(3位、1億4600万ドル)はリヤドでウシクと2度対戦し、リオネル・メッシ(5位、1億3500万ドル)は観光地としてサウジアラビアを宣伝するために巨額のスポンサー契約を結んでおり、推定7500万ドル(約109億円)とされるプレー外収入のかなりの部分を占めている。そしてサッカーのカリム・ベンゼマ(8位、1億400万ドル)は、アル・イティハド所属のストライカーとして、サウジアラビアを拠点としている。

そしてもちろん、その筆頭にはサウジアラビアのチームに移籍して2シーズン半が経過したロナウドがいる。

彼の年俸は、このランキングがどれほど過熱しているかを物語っている。彼が初めてトップの座をつかんだ2016年における収入は8800万ドル(約128億円)で、その1年後には9300万ドル(約135億円)にまで数字を押し上げた。この2つを合計しても、今年のロナウドの大記録には9400万ドル(約136億円)足りないのだ。

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また、ロナウドの勢いは今後も続くかもしれない。ロナウドとアル・ナスルFCとの契約は今夏で切れると見られているが、ロナウドは同クラブとの契約を延長すると噂されているし、あるいは、他のクラブとより有利な契約を結ぶ可能性もある。

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翻訳=江津拓哉

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