3. 一貫性を保ち、完璧ではない部分を受け入れる
Clutch Creative Marketing(クラッチ・クリエイティブ・マーケティング)の創業者サーシャ・クラークは、パーソナルブランドを構築するのにいちばん手っ取り早い方法は、完璧でなくてもいいので、一貫してアクションを続けることだと身をもって知っている。同氏は毎月、30本のTikTok動画を一度に撮影し、毎日投稿して、トレンドを追うことなく素顔のままで語りかける。
「完璧さを追求するより、とにかく投稿することです」と、クラークは言う。「完璧な投稿やメッセージを思いつくまで寝かせていては、何のアクションも生まれません」。
クラークのこうした一貫した姿勢が功を奏し、クライアントがソーシャルメディアを通じて同氏を知った時の売上サイクルは50~75%短縮された。
クラークは、腰が重い起業家に向けてこうアドバイスする──必要なら学生を雇うこと。そして、完成度へのこだわりを捨てること。重要なのは、完璧であることより、勢いに乗ることだ。
4. 人と異なる考えを示して差別化する
Redbud VC(レッドバッドVC)のゼネラルパートナーであるブレット・カルフーンにとって、パーソナルブランドの構築とは、脚本通りに演じることではなく、脚本を書き換えることだ。同氏は、業界の無難な常識にとどまることなく、従来のハブとは異なる出資者から資金を調達し、大胆でときには賛同を得にくい意見を臆することなく表明してきた。
「異なる視点で世界を見れば、注目を浴びることができます」と、カルフーンは語る。自分の意見を率直に語り、新たな考えを積極的に発信してきたおかげで、同氏は「フォーブス30アンダー30」に選出されただけでなく、起業家からの問い合わせや投資家の関心が高まり、全国メディアが発言を引用するまでになった。
ここから得られる教訓は? 無難なコンテンツは埋もれてしまうが、大胆なアイディアは人目を引く。コンテンツが飽和している時代にあって、人々の記憶に残るのは、世間と異なる考えを持ち、そうした意見を発信できる幹部社員だ。
パーソナルブランドは、あなたのリーダーシップの個性だ
パーソナルブランディングは、単なるマーケティングではなく、リーダーシップの一環だ。握手の前の握手、基調講演の前の基調講演であり、どんなに冴えたセールスピッチよりも速やかに、強烈な第一印象を残せる。
パーソナルブランドをうまく確立できれば、あなたの価値は何倍にも跳ね上がり、存在すら知らなかったようなチャンスが目の前に広がる。狙い通りのオーディエンスを集めつつ、対象外の人々をやんわりと遠ざける。あなたの本質をねじ曲げるのではなく、あなたの本質が垣間見えるような「窓」を設けることで、ビジネスとキャリアを軌道に乗せられる。
世界はリアルさを渇望している。未来を手にするのは、勇気をもって自分のすべてをさらけ出し、そして頻繁に発信するリーダーなのだ。


