ビジネス

2025.05.23 12:00

営業改革の最前線に取り組む4社が受賞:NEW SALES OF THE YEAR 2025

デジタルシフトや急速に進むAI活用を背景に、営業組織にはこれまで以上に抜本的な改革が求められている。企業が生き残るには、属人的な手法から再現性のある営業体制に転換できるかが鍵となる。独自の営業改革に取り組み、仕組み化やデータ活用によって成果を上げた4社を紹介する。


時代環境の変化に柔軟に対応できる営業のあり方を体現する、次世代の営業組織のモデルとなる企業に光を当てるアワード「NEW SALES OF THE YEAR」。第3回となる今回は、アドバイザリーボードからの推薦に加え、公募も実施。製造、IT、物流、サービスなど、多様な業種から営業変革に取り組む企業が集結した。営業の最新動向を熟知するアドバイザリーボードが審査会で協議を重ね、3つの審査基準をもとに受賞企業を選定した。

審査基準

1. 顧客志向に基づく営業力強化ができているか
2. 組織力による営業活動が実施できているか
3. データやナレッジ、AI等のデジタルを活用しているか
1 〜 3 をもとに、効果的・独創的・先進性のある取り組みを取り入れているか
※エンタープライズ企業(従業員1000人以上)のみに限る

結果発表

グランプリ|NECネッツエスアイ株式会社
フロンティア賞|ニデック株式会社
セールスイネーブルメント賞|パーソルキャリア株式会社
AIトランスフォーメーション賞|フリー株式会社

アドバイザリーボード

倉本由香利|マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー

東京大学理学部卒、同大学物理学修士修了、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院でMBA取得。アジアの成長・マーケティング・アンド・セールスグループを統括。女性活躍推進All-inコアリーダーも務める。

入山章栄|早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール教授

慶應義塾大学卒、同大学院経済学研究科修士課程修了。米ピッツバーグ大学経営大学院Ph.D.取得。米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授を経て13年に早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。

嶋田 毅|グロービス経営大学院 教授/グロービス 出版局長

東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。外資系メーカーなどを経てグロービス入社。グロービス経営大学院や企業研修でマーケティング、経営戦略の講師を務める。営業の生産性向上に関する著書・講演多数。

麻野耕司|ナレッジワーク CEO

慶應義塾大学法学部卒業後、リンクアンドモチベーション入社。2016年、国内初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」を立ち上げ、国内HR Techのけん引役へ。18年、同社取締役に就任。20年ナレッジワークを創業。

今井晶也|セレブリックス 取締役 執行役員 CMO市場開発本部長 兼 セレブリックス営業総合研究所所長

セレブリックス営業総合研究所の所長およびセールスエバンジェリストとして、法人営業・法人購買・営業とAIの実務に関する研究を行う。代表書籍に『Sales is 科学的に「成果をコントロールする」営業術』(扶桑社)などがある。

小川泰正|Sansan 執行役員/Sansan事業部 事業部長

2002年エン・ジャパンに入社。事業部長を経て子会社の取締役として事業立ち上げに従事。15年にSansanに入社。執行役員としてSansanをけん引。20年よりEight事業の推進に従事。23年Sansan事業の事業責任者に就任。

作田 遼|ユーザベース 上席執行役員 スピーダ事業CRO

日本ヒューレット・パッカードを経て2012年Salesforce入社。16年には当時最年少でコマーシャル営業の部長に就任。営業戦略の立案から実行を担う。22年から執行役員に就任。24年5月、ユーザベースの執行役員に就任。

安田大佑|セールスフォース・ジャパン 専務執行役員 コマーシャル営業統括

2012年Salesforce入社。主に首都圏以外の地域担当の広域部門を統括。年間100社以上の営業モデルを推進。その後、営業人材開発で社内外の人材育成・組織開発・マネジメントチーム育成、リモート環境下の人材育成開発に従事。

イラスト=ハスト・ウィルソン

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