アンワル・サイード
ロンドンのGrosvenor Gallery(グロヴナー・ギャラリー)が出展したアンワル・サイードの「Flying Rug(空飛ぶじゅうたん)」は、現代の男女関係を風刺したものだという。サイードは童話に登場する魔法のじゅうたんを取り上げ、ノスタルジアとともに、何かが一致しないカップルの幻想的な一場面を描き出した。
「宙に浮くダリ(パキスタンのじゅうたん)は、現実を考慮しない権力や速度、支配的立場への欲求」を示唆していると話すサイードは「地に足が付かない状態で、男性と女性は反対の方向を見つめている」と説明している。
M・F・フサイン
2025年のアート・ドバイで最も話題を呼んだアーティストは、若手だけではなかった。インドで活動し、その後ドバイに拠点を移したフサインは、日常的なシーンをモチーフにした抽象画などで知られる。
インドのDAG Gallery(DAGギャラリー)は「A Life in Masterpieces」と題して、大胆でキネティックなフサインの作品のいくつかを出展した。
シェイハ・アル・マズロー
ドバイのギャラリー、Lawrie Shabibi(ロウリー・シャビービ)が出品した UAE出身のアーティスト、アル・マズローの作品は、金属と形状に関する探究を表現するものだ。廃棄された素材を彼女ならではの言語として用い、彫刻として表現。産業廃棄物をなくすことを目的として、それらの素材をダイナミックで有機的な形状に再構築した。
ありふれたモノから得たインスピレーションを再解釈し、抽象的で幾何学的な形状に作り変え、鑑賞する人たちに対し、ありふれたモノについて考えることを求めると同時に、そうしたモノに秘められた美しさに光を当てた。
アンディ・ウォーホル
最初のBMWアート・カーが制作されてから50周年を迎えたことを記念して、2025年は各地でアート・カーが展示されているが、特に多くの人の記憶に残る1台は、1979年にアンディ・ウォーホルが発表したものだろう。
BMWのアート後援活動を主導するBMWグループ・カルチュラル・エンゲージメントのトップ、トーマス・ガースト博士は、「ウォーホルは美しくデザインされたオブジェクトを、走る彫刻に変えた。それこそが芸術だ」と述べている。
ウォーホルはUAEにもコレクターが多いアーティストの一人。この車はそうした人たちに、彼に関する新たな視点を提供するものだ。


