北米

2025.05.16 13:00

トランプが中東3カ国で結んだ総額「290兆円」のディールの中身

2025年5月14日、協定を発表したドナルド・トランプ大統領とカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長。(Photo by Win McNamee/Getty Images)

マスクやサム・アルトマンも現地に

イーロン・マスクは、両政府間の協定とは別に、サウジアラビアがスターリンクの衛星インターネットを航空および海上輸送に使用することで合意したと発表した。

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エヌビディアは、サウジ政府の主導で設立された新会社Humain(ヒュメイン)に対し、1万8000個のAIチップを販売する予定だと発表した。12日に立ち上げが発表された同社は、サウジの皇太子のムハンマド・ビン・サルマンが会長を務めている。

米国企業のAMDも、サウジアラビアと協力し、AIデータセンター向けのチップおよびソフトウェアを提供する100億ドル(約1.5兆円)規模のプロジェクトを発表した。

米国とサウジ間の投資フォーラムには、マスクのほか、OpenAIのサム・アルトマンやパランティアのアレックス・カープ、ブラックロックのラリー・フィンク、ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマンらも参加した。シュワルツマンとマスクは、トランプおよびカタール首長とともに国賓晩餐会にも出席した。

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トランプの今回の中東訪問は、地政学的な戦略よりも経済に重点が置かれたものだった。トランプの家族による新たなビジネス展開もこの地域で進められており、カタールでのトランプ・ゴルフリゾートや、ドバイおよびサウジアラビアのジッダにおけるトランプ・レジデンスタワー計画が含まれている。

また、UAEが支援する投資ファンドのMGXは、トランプ一家のワールド・リバティ・ファイナンシャルが発行した20億ドル(約2900億円)相当のステーブルコイン「USD1」を用いて、今年初めにバイナンスに投資していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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