キャリア

2025.05.16 17:00

「副業を本業にする」準備はできているか? 自問すべき5つのポイント

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ビジネスオーナーになるために仕事を辞めるのは、勇敢ともいえるが、ほとんど向こう見ずともいえる。あなたは定期的に支払われる給料も、会社での出世も、オフィスのウォータークーラーの前で行われる世間話も捨てようとしているのだ。この大胆な行動には、一時の願望以上のものが必要だ。というのも、最初の興奮が冷めた後、あなたはたくさんの「どうしよう」という瞬間、疑念、リスクに直面するからだ。

燃え尽きた焚き火のようになる前に、あなたの判断がカフェインとインスタグラムのリールだけに左右されていないか確認しよう。本稿では、あなたがビジネスオーナーになる絶対的な準備ができているかどうかを判断する、5つのサインを紹介する。

1. あなたの銀行口座には6カ月分の生活費がある

ビジネスを始めるというのは、「自分の至福を追求する」といったおとぎ話ではない。自分のビジネスを持つということは、自分自身で手を動かし、手を汚し、利益や損失について心配することを意味する。現在の給料の6カ月分に相当する緊急用資金をすでに用意しているのであれば、あなたは無謀な人ではなく、気骨ある計画的な人だ。あなたは、起業家というジェットコースターには、シートベルトや保証された収入がないことをよく理解している。

蓄えがあれば、仕事を辞めて3カ月後に元の上司に会社に戻らせてくれと懇願するようなことは起こらないだろう。余裕が生まれれば、決断力が生まれる。家賃や食費で不安になることなく、全力を尽くすことができる。

あなたがまだ運転資金の余裕がない、給与1カ月分だけの生活をしているなら、起業の計画を一時停止して貯金をし、その後に計画を再開したほうが良いだろう。

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翻訳=江津拓哉

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