モビリティ

2025.05.16 12:30

テスラに対抗するGMの「新型バッテリー」、低コストと長寿命化を実現へ

2025年2月、カナダ国際オートショーに展示された「シボレー・シルベラードEV」(Erman Gunes / Shutterstock.com)

リチウムイオンに代わる電池技術

過去20年間でEVメーカーはリチウムイオン電池のエネルギー密度を大幅に向上させ、コストも削減してきたが、「ここ最近は改良の幅が徐々に小さくなってきている」とケルティは指摘する。LMR導入を発表したのはGMが初であり、他のこの分野のイノベーションとしては、ステランティスが試験中の「リチウム硫黄電池」や、中国のCATLやBYDが開発中の「ナトリウムイオン電池」、トヨタやフォルクスワーゲンが商用化を目指す「全固体電池」、GMやフォード、メルセデス・ベンツなどが将来的な低コスト・高性能技術と見なす「リチウムメタル電池」などが挙げられる。

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GMのLMR電池はまず、コスト削減効果が最も大きいと見込まれる大型EVに搭載される予定で、今年後半に登場予定のシボレー・エクイノックスやブレイザー、新型ボルト・ハッチバックなどの新型車には、初期段階では導入されない。なぜなら、これらのモデルはすでにLMRなしでも価格競争力があるように設計されているからだという。GMとLG化学は今後の2年間で、LMRの化学組成をさらに最適化する計画だ。

米エネルギー省は5月13日に、Ultium Cellsが、2022年12月に契約が締結された低利融資の18億ドル(約2610億円)を7年早く完済したと発表した。この融資はオハイオ州とテネシー州でのバッテリー工場建設に使われた。

GMの株価は13日の市場で約1%上昇して50.17ドル(約7316.7円)をつけた。同社の株価は今年の年初から約6%下落している。

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forbes.com 原文

編集=上田裕資

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