ただ、光ファイバードローンは1機数千ドルと、数百ドルの無線ドローンよりも高価だ。また、ウクライナは長距離攻撃ドローンでロシア国内の光ファイバードローン生産工場を攻撃し、ジャミングが効かないこのタイプのドローンの生産を抑制しようともしている。
「黒い目(チョールヌイ・グラース)」と呼ばれるロシア軍のより強力な新型ジャマーは、前線上空のパワーバランスを変える可能性をはらむ。ウクライナ屈指のドローン専門家であるセルヒー・「フラッシュ」・ベスクレストノウは、このジャマーを「危険」と評している。
その危険性はウクライナ軍も認識しており、黒い目が確実には妨害できない非標準の周波数帯で通信する特殊な装備のFPVドローンを用いて、このジャマーを見つけ出して攻撃している。
The Russian “Black Eye” EW system that jams FPV and Mavic video is now in mass production and is appearing across the whole front.
This is a serious development for Ukraine as one system can shut down radio drone operations across an area of 2-4 km when located high enough.
1/ https://t.co/x3CCyU7sm6 pic.twitter.com/NYALxs21Lc— Roy🇨🇦 (@GrandpaRoy2) May 4, 2025advertisement
それもあって、ウクライナ側は現状ではなおドローンでの優位性を保っている。ここ数カ月、ウクライナ東部でロシア軍の進撃が鈍化し、人員の損耗がますます増えているのもそれと関係している。
ウクライナ軍の独立兵科である無人システム軍の次のステップは、無人機によるキルゾーンの幅をさらに広げることかもしれない。アナリストのアンドルー・パーペチュアは、最大で前線から100km離れた層を含む「ドローンの優位性の複数の層」をつくり出せるはずだとみている。これは現状の深さの4倍にあたる。


